地下鉄の車内アナウンスに愕然とした件


平日の午後、客先から会社へ戻るために、
東京メトロの地下鉄に乗っていました。

 

平日のその時間の半蔵門線は空いていて、
立っている人はいなくて、座席は7割埋まっているくらいでした。

電車内では基本的に、いつも本を読んでいるんですが、

なんとなしに聞こえてきた車内アナウンスに、
耳を疑いました。


「・・・なお、ベビーカーをご利用のお客様は、
回りのお客様の進行を妨げないよう、
ご配慮をお願いいたします。・・・」

photo by Jon Hathaway

 

はあああぁぁ????

 

そのアナウンスの後には、何も続きはなかったのです。

なので、『回りのお客様の進行を妨げないように配慮すべき』なのは、
ベビーカーの人だけ、らしいです。

はあああぁぁああああ????

 

なにそれ??????

いやいやいやいやいやいや、
違うでしょ。

絶対、違うでしょ。

平日の、午後ですよ。

通勤ラッシュでもなんでもない時間ですよ。

地下鉄はそんな時間でも、ベビーカー利用者は、
他の利用者に遠慮して乗らなきゃいけないものだったんでしたっけ???

 

でもさ、
『車いすのお客様は、ほかのお客様の進行を妨げないよう、
ご配慮をお願いします。』

 

とは言われないわけで、

つまりやっぱり、

ベビーカー=子連れは、
特に電車に乗ってどこかに行く必要はないのに乗っている存在?

 

もしくは、
頑張って配慮すれば、健常者と同じ動きができる存在?

という理解???

そしてやはり、
電車、地下鉄では、ベビーカー利用者は

歓迎されていない乗客???

 

っていうか・・・そんなアナウンスを指示した東京メトロなのか、
個人的に判断した車掌さんなのか知りませんが、

なーんにも考えてないんですね。

と、思いました。

 

それを聞いた当事者(ベビーカー利用者)が、
それを聞いてどう感じるか、

なーんにも考えてないんでしょ。

 

電車やバス、道路や施設、
【公共】とされる場所ではさ、

老若男女、子供連れ、杖を突いた人、
体調の悪い人、車いすの人、妊婦、
けがをした人、などなどなどなど、

すべての状態の人がさ、それぞれ配慮しあって、
助けられる人が、助けを必要としている人を助けて、譲り合って、

みーんなで利用するものですよね。

 

『車内で体調の悪いお客様を救護するため、ただいま運転を見合わせております・・・』
なんてアナウンスされてさ、

確かに電車が遅れたら『おっと・・・』とは思うけど、

体調悪いんだから仕方ないよな・・・

と思いませんか?

体調悪くなりそうなら、電車なんか乗るんじゃねーよ!
なんて、思います?

 

というか、そんな社会、明らかにギスギスしてますよね。

ベビーカーも、同じ扱いになりませんかね???
なんでベビーカーって、そんなに過敏に反応されるんですかね???

どうしてベビーカーだけは、

『ほかのお客様の進行を妨げないよう・・・』

なんてわざわざみんなに聞こえるように、言われるんですかね。

どうしてそんなに肩身の狭い思い、

させるんでしょうね。

このアナウンスを聞いて、
最初びっくりして、
そのうち腹が立って、
そして最後はなんだかとても、悲しくなりました。


少子化、一直線。

 

 

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