私の本の選び方は、小説に関しては特に、
【作家さん ひと舐め方式】です。
読んで気に入った本の作家さんの作品は、ひと通り読みます。
そういう作家さんが何人かいて、読み切ってしまった人も何人か。
亡くなっている作家さんに関しては、これ以上作品が発表されることはないので、
あとは繰り返し読むかどうか、次第。
でもまだ存命の作家さんは、まだまだこれから新しいものもでるので、
ウォッチし続ける対象となります。
そんなうちのひとりが、この方。
↓が有名ですね。
でも今日は、「雪と珊瑚と」の話。
母親と子供って、なんか強力な磁石みたい。
これを読んで以来、保育園のお迎えに行く瞬間、
子供がこちらへ走ってきて、抱きつく瞬間、
「あ・・・磁石。」
と思うようになりました。
お話の中でも、主人公の若い母親が小さな子供をお迎えに行く場面、
その時の子供の仕草や感触が、繰り返し描かれます。
うちの子は、上がもうすぐ4歳です。
出産の日から約4年。
毎日毎日、来る日も来る日も、ご飯をあげていたら、
大きくなっていました。
体もですが、心も、知能も。
笑い、飛び跳ね、泣き、眠り、覚え、
走り、飲み、夢中になり、食べる。
この目の前の、柔らかいようで堅い、重いようで軽い、
そしてとても暖かい生き物は、
私があげたご飯で大きくなったんだな~
ご飯て、すごいな~
と思います。
いわゆる『体に良い』食べ物だけを食べてきたわけではありませんが、
出来る限り、キレイで強い体を作れるように、
キレイで強い食べ物を、あげるようにしてきました。
これからも、出来る限り。
美味しいね~。幸せだね~。
美味しいものが食べたくなる、というより、
キレイで強くて、美味しいものを、子供に食べさせたくなる本でした。
頑張らなくても自動的に、
読みながら頭の中で映画のように映像が流れていくと、
一気読みしちゃいます。
次が気になって、待ちきれなくて、
駅のエスカレーターでも読んで、
電車に乗るのが待ちきれなくてページを開いて、
あっという間に読んでしまいました。
でも頭の中なので、映画よりももっと立体的で、
映像が自由自在に場所や時間を移動したり、
文字だけが浮かんだり、
主人公の心の中に飛び込んだり、
自分の記憶とつながったり。
あー・・・本、サイコー。
楽しかった。ごちそうさまでした。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。