『育てる』のいちばん美味しいところ

B!

 

おはようございます。みゆきです。

11歳と9歳の息子ふたりを育てています。

 

次男の習い事の話の、続きのような話なんですが。

 

運動系の習い事をしている次男。

習い始めて半年経つとはいえ、

まだまだ練習が必要な段階です。

基本的な動作ばかりやらされて、

退屈に感じる時間もあるため、

『つまんない・やめたいかも』

と感じるようです。

 

でももちろん元々は、

本人が

『やってみたい』

と自ら進言してきたために始めた習い事です。

 

子供には、よくある流れです。

 

 

でもたまに、

 

「超楽しかった!今日はヤバかった。

マジで楽しかった!」

 

と興奮して教室から出てくることがあります。

 

その、

 

表情

興奮

喜び

夢中

 

それを目の当たりにする瞬間が、

『育てる』という、

成熟済みの大人が

自分よりも未熟な存在に対してなす行為の、

 

そのいちばん

美味しいところではないかと、

貴重な、溢れる果汁なのではないかと、

思うのです。

 

「よかった!楽しかったんだ!

やったね!

次男クンが楽しかったなら、ママもすごくうれしい!」

 

興奮を分けてもらいながら帰宅して、

長男と家で待っていた夫に早速報告をしました。

 

「次男クン、今日すっごく楽しかったんだって。

興奮して出てきてさ、私も嬉しくって!」

 

夫にも、いちばん美味しい果汁をお裾分けです。

彼もその美味しさを知っているので、

その喜びをふたりで分かち合ってキャッキャしていると、

次男が横から叫びます。

 

「バカにしてるの!?」

 

そうか、わからないか。

わからないよな、そりゃそうだ。

 

「違うよ。

ママとパパはね、

次男クンが『楽しい』とか『嬉しい』とか感じると、

それがすごく嬉しいもんなの。

育ててる人は、そう感じるの。

ママもパパも、嬉しいだけなの。」

 

 

『よくわからないけど、バカにしてないならいいや』

という顔で一応納得する次男。

 

私も昔、育てられていた側だった時、

エレクトーンを弾いて見せた時の

父と母の反応が、いまいちくすぐったかった。

 

彼らがどう感じているかなんて、よくわからなかった。

 

 

猫を飼い始めて、

ヨチヨチと歩く猫が、

夢中で追いかけて飛び上がる。

猫を夢中にさせるオモチャはどれだろうと、

いろいろ買ったのも、

同じような気持ちだろう。

 

 

育てている、養育している側の

一方的な思い。

 

育て、慈しむ相手が、

その命を輝かせるとき、

つまり少し成長するとき、なのか。

 

普段のお世話、

報われない重労働を労う、

貴重な果汁が

ジュルリと滴る。

 

その味は、

育った後の命だけが知る、

多分、冷えたビールみたいな、

子供にはわからない美味しさなんじゃないか。

 

うまうま。

 

 

 

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#育てる

 

#子供の習い事

 

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