『ワーキングマザー3.0(TM)』メールマガジンvol 17. /2019年2月5日号

 

今日はですね、

投資信託の話をしたいと思います。

職業柄、メールでも口頭でも、

「投資信託はどれを買ったらいいの?」

と聞かれます。(夫からも聞かれます)

 

都度お勧めをお伝えしているんですが、その際気を付けていることがあります。

それは、

お勧めの銘柄だけを伝えるのではなく、

その理由

仕組み

をお伝えした上で、これならどれを選んでも問題ないでしょう、という何種類かお伝えして、

その中からご自分で選んでもらうこと。

本来私のお勧めしている類の投資信託は、

一定のレベルまで絞り込んでしまえば、あとはもう誤差の範囲です。

 

AよりBが50%運用成績が良くなる!

みたいなことはないです。

 

でも、

『この中からならどれを選んでも大失敗はしません!』

と言われたからって、選ぶ基準がチンプンカンプンだと、

どれも選べなくなるのが人間というものです。

 

だからちゃんと、理由をお伝えしています。

なぜか。

わけがわからず人に言われるがままに買うと、将来的に失敗する可能性が高くなるから、です。

 

つみたてNISAであろうが、通常の投資信託であろうが、

『買い付けランキング〇位』というのがいつも表示されると思います。

これは言わずもがな、ほかの人が、どの銘柄を最も買い付けているか、

ということです。

 

何をどう選んでいいかわからない時、

説明を読んでも読んでもわからない時、

人はつい、「ほかの人と同じなら大丈夫なのでは?」と思いがちです。

 

『ダイジョブ』だから、ほかの人が買っているはず。

しかもランキング1位、2位なら、たくさんの人が買っている、つまり、

たくさんの人が、『ダイジョブ』と思っているってことでしょ?

しかしこういう買い方をすると、失敗することが結構あります。

お洋服のランキングとはわけが違います。

 

【理由①】世の中の人のおそらく7、8割は、同じように何を選んでいいかわからない。

私は多分、普通の世の中の人より、お金回りの情報にアンテナを張っています。

証券会社からのメルマガも読みますし、ニュースもチェックします。

本は常に読んでいます。

 

それでもどうしてもわかりません。

『インデックス型』以外の投資信託が、本当に利益を出せるのか。

過去の実績ならいくらでもわかりますが、それがそのまま未来に通用するのか、と言われると、

正直どうしてもわかりません。

 

もちろん私よりもお金について造詣の深い人はたくさんいると思います。

でも私は、老若男女含めた世の中の大多数の人より、お金のことを真剣に考え、

勉強しているという自負があります。

 

その私がわからないことをわかっている人は、とても少ないと思うんです。

 

【理由②】投資信託を買う理由が、みんな違うということ

『買い付けランキング』とはつまり、

買い付けている金額が多い順です。

 

投資信託をもっともたくさん買っている人、

それは個人ではおそらくは高齢者だと思われます。

 

そして残りは金融会社(ファンド・オブ・ファンズと呼ばれる投資信託を束ねた投資信託なんていうのもあります・・・)

も多いでしょう。

 

私たちが投資信託を買う理由は、長期的に確実にお金を増やすことです。

この場合の『長期』とは、短くても15年です。

 

対して高齢者や金融会社は、15年待っている時間はないでしょう。

もう少し短期的な利益のために投資信託を買っている人も多いでしょう。

そうなったときに、同じ『ランキング』を頼りにして判断していいわけがないと思いませんか?

 

【理由③】人の意見に従って買う人は、持っている間も、売る時も、人の意見に惑わされてしまうから

投資信託は、どんな銘柄でも必ず、必ず下がる局面が来ます。

理由②で書いた通り、長期的な利益が目的ではない人にとっては、

それは売り時であるかもしれません。

そうなると、

「みんなが売ってるから私も売らなきゃ?」

と売るべきでない時に売ってしまったりします。

 

長期で確実な利益を狙う場合、

回りに惑わされず、確実な銘柄をひたすら持ち続けることが必要です。

売り時は、現金が必要になったときです。

価格の上下に反応して売ってしまうと、資産を減らすだけです。

『買い付けランキング』を含む、

人の意見の言いなりになって投資信託を選ぶと良いことはない、という話でした。

 

だから私は、

仕組みや理由はきちんとお伝えしながら、

いくつかの選択肢まで絞った上で、

最後のひとつはご本人に決めてもらいたい、と思っています。

 

仕組みや理由が最後の最後まで理解できていなくても、

 

長期で持つことに意味があること

短期的な価格の変動に一喜一憂しないこと

何にどれだけの手数料を払っているのか

 

そのあたりの根本的なところがなんとなくであってもわかっていれば、

人類の英知を集めた『インデックス投資信託』の恩恵に与れると思います。

 

この『お金が減るわけがない』仕組みについて、

どうにかわかりやすく説明できないか、と考え中です。

そのうち動画かなにかで、『りんご』や『みかん』のようなわかりやすいものを使って、

わかりやすく説明を試みてみたいな、と思っています。

ではここからは・・・

『みゆきのヨロヨロ独立日記⑤』でございます。

前号では、私の厚生年金にこだわる夫の話まで書きましたねwww

これは悪い意味ではなく、

「要するにそうだよな、金だよな」

と思いました。

 

当時の私は、会社が嫌すぎて冷静さを失うことも多々ありました。

「とにかく辞めたい!」

と思うタイミングもありました。

 

しかし当然ですが、生活もあり、子供たちもいます。

夫の収入だけに頼るのは、リスクもあるし、夫もかわいそうです。

 

「独立するからには、先立つものが必要であるな」

と、冷静さを失うたびに夫に思い出させてもらいました。

 

「とにかく金じゃ」

と、使うお金を極限まで減らし、ふるさと納税もギリギリまでやり、

FXでゴリゴリに運用し、

時折、寝かしつけ中の暗闇の中で、

いまの手持ちの資金の計算を始めました。

 

「あそこの口座に〇万、証券口座に〇万、あそこに〇万・・・

合計で・・・」

 

すると、

あれ・・・?

けっこうな勢いで増えてないかい?

 

というタイミングが来ました。

 

そして、会社を辞めたい、独立したい方、

そのために夫の承諾を得たい方、という方がいらしたらお伝えしたいのが、

とにかく頻繁に、夫に訴えることが大切です。

やっぱり人って、同じことを何度も何度も何度も言われると、

「そこまで言うなら・・・」

と思うもんなんですよね

 

そしてそう思わせるためには何と言っても、回数です。頻度です。

一大決心をして一度バーン!と発表するよりも、

事あるごとにつぶやくほうが効果があります。

 

夫にしたって、いままでフルタイムの収入を得ていた配偶者が会社を辞めるなんて言ったら、

やっぱり不安になるんです。

 

配偶者がいる場合の独立は、どうしたって相方の協力が少なからず必要になりますので、

承諾と協力は必須です。

そうなると、頻繁につぶやく、という手法が最も効果的です。

(そんな稀有な人がいるかどうかはわかりませんが・・・)

 

夜中に会社の仕事を片付けながら、隣でテレビを見る夫に言います。

「近いうち、会社辞めたい」

「辞めて何すんの?」

「・・・」

 

また別の日、

「会社、やっぱり辞めたい」

「貯金あんの?」

「いま500万くらい」

「ふーん・・・」

 

またまた別の日、

「会社、やっぱり辞めようと思う」

「辞めてどうすんの?」

「これこれこんなことをしようかと思う。」

「買う人いるの?」

 

また次の週・・・

「来年には辞める」

「貯金増えた?」

「700万まで増えた」

「まぁ・・・700万あれば、なんとかなるかもね」

「ダメだったらまた就職する」

「そうだね・・・」

 

こういう具合に、少しずつ、少しずつ夫に心の準備をしてもらいました。

 

まとめて長時間話し合う時間を取ることも難しいので、

やはり細切れで、とにかく回数を重ねることだと思いました。

 

話すたびに、自分の中でもだんだんと決心が固まったり、また揺らいだり、

を繰り返します。

そしてまた例の如く、寝かしつけの暗闇の中での、ハゲそうな考え事を続けます。

 

私に、何ができるだろう。

私は、何がしたいんだろう。

 

なんとなく、こんなことかな~・・・

と頭の中で思っても、いざ夫に

「辞めて何をするの?」

と聞かれて口に出して答えると、とたんにすごく陳腐に聞こえたりします。

自分で言いながらも、うまくいくわけないんじゃないか、と思ったりします。

 

そこでまた考えなおしたり、

いやいやこれでいいんだ、と思いなおしたり、その繰り返しです。

 

いやホント、そのころの私は、

マジでハゲると思いました。

でも、ハゲませんでした。

続きはまた次回。

だんだん春めいてきましたね。

花粉症が辛いです~

ではでは。

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