いやいや、お金大丈夫なの?
そうなんですよ。
子供もいて、自分の生活もあって、
これまで毎月必ず入っていたある程度の決まったお金がなくなるわけです。
それって大丈夫なの?
この思いはなかなか強力ですよね。
夫の収入ももちろんあるものの、
もともとダブルインカムだった我が家が、
彼の収入だけで生活するというのもバランスが大きく崩れてしまいます。
会社はとにかく、とにかく辞めたい。
ていうか、辞める。
心はそう決まっていて、
『辞めて何をしよう。』
その前に、大きな問題。
お金貯めなきゃ。
脱サラして自分で自分のビジネスを始める。
それ自体はやってできないことはなさそうだけど、
とはいえすぐに収入につながるわけでもなさそう。
それまで食いつなげる程度の貯金は、
いずれにしても必要。
ということで、次男育休中から復帰するころ始まった、
私の怒涛の貯金&投資生活。
会社を辞めること、夫に話しても最初は
耳を傾けてもくれませんでした。
「非現実的。」
で一蹴。
ま、仕方ないことだとは思います。
とにかくこの頃私は、少しでも早くお金を貯めるために、
お金とがっぷり四つで向き合いました。
『お金とはなんぞや』
お金とはどんな特性を持ち、
どんな仕組みになっているのか。
その本質に近づいている実感と、
私の貯蓄スピードが正比例していることに気づいた頃、
私の貯蓄額は人生最大を更新し続けていました。
その頃子供たちはまだ小さく、
毎晩毎晩、寝かしつけという儀式がありました。
我が家は真っ暗にしないと寝てくれないために真っ暗にするのですが、
子供が寝てから仕事がしたかったこともあり、
なんとか値落ちしないためもあり、
この時間を使って『考え事』をすることにしていました。
会社員と子育てと家の事と、その上独立のための考え事。
私の脳は常に渋滞していて、
『考えなきゃいけないこと』が常に山積み状態だったので、
脳内の交通整理のためでもありました。
仕事中は仕事のことを考え、手を動かし、
子供といるときは子供に意識を注ぎ、
ちょっとした空き時間にパソコンで調べ物や買い物など、
『考えること』以外他にできることがない時間
=歩いているときと、寝かしつけの時間
その時間に『考え事』を集中させようと思っていました。
私のしたいことってなんだろう。
私は何がしたいんだろう。
一生続けられる、一生続けたいと思える仕事ってなんだろう。
私の好きなことってなんだろう。
私の好きなものってなんだろう。
真っ暗闇の中、子供たちに挟まれて横たわりながら、
目を見開いて考えていました。
毎晩毎晩、暗闇の中で私は頭から煙を吐き出しながら、
考えていました。
私の好きなもの・・・
りんご
チョコレート
ワイン
・・・
食べもんばっかりだな!!!
り、りんご・・・
リンゴ農家?
りんごを仕入れて売る?
いや~・・・りんごを食べるのは好きだけど、
りんごを売りたいわけじゃないな・・・
グルグルグルグル・・・
並行して書いていた、本ブログ。
ただただ、今まで私が知らなかったお金のこと。
それを同じように知らない女性もいるんじゃないかと書いていました。
お金って思っていたほど複雑でもないし難しくもない。
そんなことを書いているうち、
読者数も増え、コメントやメッセージをいただくようにもなりました。
その過程でぼんやり見えてきた、
『ワーママ特化型ファイナンシャルプランナー』
という仕事。
お金も投資も、その人、そのときによって
付き合い方が変わってきます。
子供のいる人といない人では、目的も手法も変わってきます。
私はたまたま興味があったので、
お金の知識をまんべんなく学んでみたけど、
そもそも忙しすぎる子持ち女性、
知るべきことを手短に知るだけで、
今よりもずっと暮らしやすくなるはず。
・・・いやいやでも・・・
私なんかにお金の相談なんて、したいと思うか?
夫にも言われたし、自分でもそう思いました。
並行していた会社での仕事では、
徐々にプレッシャーが高まってきていました。
次男育休後に復帰したとき、
産休前と同じチームに配属になったものの、
上司はまた変わっていました。
高校生の息子さんのいる女性でした。
いわゆる、バリキャリのワーママ。
賢くて強くて、
強引なところもあったので社内には敵も多かったように思えましたが、
私は彼女の潔さが好きでした。
ワーママの状況をリアルに知っている上司。
曰く本人は、
ベビーシッターを本格的に活用したそうです。
そして広告業界で『男並み』に働き、出世してきた人。
当時もまさに24時間働いていました。
そんな上司から、
「ベビーシッターとか考えてないの?」
「もう少し旦那さんに協力してもらえない?」
と言われ始めます。
大事な仕事は私にばかり振ろうとしていたように見えたので、
ありがたいことに私のことを認めてくれていたのだと思います。
とはいえその打診はつまり、
『もっと長時間働いて欲しい』
という意味。
いま、私の手の中にある『子供のこと』というタスクを
他の人に渡して、
空いた手と時間を仕事に回すという選択肢。
うん、なんかやっぱり違うな。
広告代理店にいたら、
きっとずっとこのプレッシャーと付き合っていかなければいけないんだろうな。
そんで、そのプレッシャーを拒否し続けていたら、
昇進も昇給もないんだろうな。
やっぱり私の居場所はここじゃないな。
着々と増える貯金
+
『ワーママ特化型ファイナンシャルプランナー』というアイディア
+
どんどん居心地が悪くなる職場
脱サラという方向へ向かう力が、
日々高まっていきました。
今日はこのあたりで。
また読んでいただけたら嬉しいです。
ではでは。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。