【ヨロヨロ独立日記⑤】脱サラの希望を配偶者に伝えるコツ

 

『最初の頃はうまく行かないだろうから

しばらくは経済的に支えてもらおうなんて

甘いこと考えてんじゃねーぞ。』

みたいな。

 

でも今思うと、

配偶者がこういう態度をとっていれてくれなかったら、

私は本当に甘えていたと思うので、

返ってよかったのですが。

その匙加減や方向性は、夫婦それぞれによると思うので、

うちの場合は、という話です。

もしいま、独立や脱サラ、はたまた転職を考えていて、

それによって影響が及ぶ恐れのある配偶者に

それを伝えて認めてもらいたい方がいるとしたら、

コツをお伝えしたいです。

そのコツというのはですね、

時間をかけて

何度も何度も、

マメに伝えることです。

 

プレゼンテーションのように

緻密に計画して、

ババーン!!!と発表したところで、

配偶者が不安に思うのは同じです、多分。

逆に夫が独立する、

会社を起こす、

転職する、

と言われたことを想像すると、

私でも一度言われただけで笑顔で「いいと思う。」とは言えないと思います。

それと合わせて、

こう思いました。

やっぱり金だよね。

だって例えば私が1億円既に持っていたら、

仕事を辞めようが誰も気にしないと思います。

要は金だなと。

なので会社員最後の約1年は、

ものすごい勢いで貯金が増えました。

明確な目的があったので、

心が荒んでしまう『節約』とはまたちょっと違い、

違うギアで走っているような感覚でした。

さすがにお弁当を作る余裕はなかったのですが、

コンビニランチでできるだけランチ代を浮かしたり、

FXで増やしていたことはあったものの、

とにかくお金を使わなかったので、

給料の半分以上がそのまま貯まったので、

その勢いはなかなかのものでした。

「仕事辞めようと思う・・・」

「貯金いくらあんの?」

「○百万くらい。」

「そっか・・・」

一度の会話は、このくらいで止めておいたのが良かったと思います。

「仕事やっぱり辞めたい。」

「そっか…辞めて何すんの?」

「まだ明確ではないけど…」

「会社やっぱ辞める。」

「貯金増えた?」

「うん、○百万まで増えた。」

「へー…すごいじゃん…」

「仕事、辞めるね。」

「辞めて何すんの?」

「これこれこんなこと、しようかと思ってる。」

「買う人いるの?」

「・・・」

人って、言われている内容がなんであれ、

頻繁に同じことを何度も何度も言われると何故か、

「そこまで言うなら・・・」

と思ってしまう生き物なんですよね。

夫も妻も、仕事を変えるって『おおごと』です。

そして、脱サラってどうしても、

配偶者の協力が必須になります。

どの部分で協力が必要になるか、はそれぞれですが、

特に子供がいる場合、配偶者の理解と協力なしに、

というのは無理があります。

そしてそれなりに納得してもらうためには、

緻密な計画をプレゼンするよりも、

とにかくその意志を、

何度も何度も繰り返し伝えるほうが、

最終的に丸く収まるような気がします。

そしてその時、

一回一回の会話は、

中途半端に終えておくほうがいいような気がします。

お互い、今後どうなるかなんてわからないんです。

わからないことでケンカしても不毛なだけですし、

結論なんて出ません。

それならいっそ「・・・」としておいて、

お互い一人の時にふと考えたほうが、

お互いのためだと、私は思います。

人というものは、とにかく【結論】を求める習性なんだそうです。

だから、途中で会話をプツー・・・と途切れさせると、

その後も考えずに入られなくなるんです。

そうすることで、

『会社員ではなくなる妻』

について夫にひとりで考えてもらい、

心の準備をしてもらいました。

応援して欲しい、支えて欲しいとは言わないけど、

せめて認めて欲しい。

そのくらいの気持ちで

頻繁に何度も、何度も何度も話しました。

話すうちに、自分の心もまた、

揺れます。

やっぱり会社に残るべきなのかな・・・

でももうやっぱり無理だな・・・

そこで会社にまだ心が残るようなら、

もしかしたら時期尚早なのかもしれませんし、

そういう意味でも、頻繁に手短に夫に話したことは、

とても良かったと思っています。

もう何度目だったのか。

「やっぱり○月ころには辞めようと思う。」

「そか…」

「なんとかするよ。」

「ま、そうだな。頑張って。」

という会話になりました。

『辞めて何をするのか。』

計画段階にすら至っていないそういう話は、

口に出した途端にものすごく陳腐に聞こえるものです。

頭の中でずっと考え続けてきたことなのに、

自分の口から言葉になって出てきた途端に、

メッキが剥がれるような。

でもあとから教わったのですが、

『そーゆーもん』なんです。

何度も何度も口に出して誰かに説明する度に、

だんだんとメッキが剥がれて、

中身がむき出しになって、

そこで初めてまた考え出すものなんです。

考えてまた修正して、

また話して、考えて、また戻って。

そしてやってみて、改善して改善して、

多分それが、『業を起こす』ということなのだと思います。

子持ちの会社員が会社を辞めて、

個人事業主として開業していく。

その途中の手続とか、挫折とか、リアルなところをまた、

ポツポツと書いていきたいと思います。

またご興味あれば。

あ、ちなみにいまは、

独立してもうすぐ3年になります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

これから起業、独立。もうスタートした方々

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ひとりでできることには限りがある。