こんなにムカツク人はいないのだよ

B!

 

約10年、広告代理店で営業をやっていました。

営業ってことはつまり、毎日毎日、お客さんと対峙するのが仕事でした。

そして特に結婚して子供を産んでからですかね、いつも社内でこう言われるようになりました。

 

「みゆきさんてホント、いつでも穏やかですよね。

怒ってるの見たことない。」

 

そーなんですよね、もうね、仕事で腹なんて立たなくなりました。

無理難題を横柄に言ってくるお客さんだってたまにいるんですがね、

なんかもう、慣れたのか、なんなのか、

 

「あらあらー…それはそれはちょっと難しいですねぇ~…

どうしましょうかぁ~…」

と反応するのみで、本当に腹は立たなくなっていました。

みんな仕事で大変で、無理難題を言ってくる人だって結局は、

上司やらお客さんやらに責められてイライラして八つ当たりしているわけで、

その問題を一緒に解決しましょっかー、って考えるようになりました。

 

失礼なことされても、

「あ、じゃあサヨナラー」

と思いはするものの、腹は立ちませんでしたね。

 

それがね、それがね!

なんで!?なんで!?

なんであの人が相手だと、こーんなにもムカツクんですか?!

 

オット、オット!夫の人ですよ!

なんで?なんでー?!なんでなのー?!

 

この前なんて、見てください、コレ!

私がせっかく、姉と一緒にきれいに飾り付けた棚。

そのいちばん上段に、彼が買ったブックスタンド(本を手で持たなくても読めるやつね)を、

デーンと置いてるんです。

「すぐに使いたいから」

だそうです。

 

いやいやいやいやいやいやいや…

ちょっと棚にしまったって、1枚扉を開けるだけで

すぐに使えますから!!!

 

「せっかく部屋をキレイにしようと頑張ってるのに…」

と言いましたら、

「は?こんなに汚いのに?」

と抜かしやがりました!聞きました!

 

なんだとテメー!!!

(あ、お口がキタナイキタナイ…)

 

と思い(言いませんでした)、

もう『はらわたが煮えくり返る』ってこういうことなんですね、

胸の底がムゴゴゴゴゴゴ…となって、

怒りに震えながら↑の写真を撮りました。

そしていまでも!ブックスタンドは同じ場所にデーンと居座っています。

彼曰く、

部屋に絵を飾ることも、自分のセンスではわからない置物を飾ることもオレは許容しているのに、

なんでオレの主張は通らないんだ、と。

 

あなたの主張を通したら、

部屋にあるすべての物は外に並ぶんでしょうがー!!!

 

はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…

 

息切れして、脱力して、そして考えました。

 

なんで夫相手だと、こんなに腹が立つんだろう。

穏やかで有名なみゆきさんが、どうしてこの人相手だとこんなに取り乱すんだろう。

ムカツク顔を見ながら考えました。

似たもの同士、なのか…?

 

勝気で、子供で、強情で。

もちろん違うところも死ぬほどあるけど、似てるからこそ、こんなにもムカツクのか…?

 

それを夫本人に言ったら、

 

「…そうかもね…言われてみるとね。

言い過ぎた。悪かった。」

 

コンッチクショー…クッソが…(ああ、キタナイキタナイ…スミマセン…)

と思わされるからこそ、

私は学び、キャパが広がる…のか???

 

なんでも言うとおりにしてくれて、いつもニコニコしていて、

強くて優しくて穏やかな夫だったら…

 

んー…普通に幸せそうですけど?

 

 

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