【資産運用】という言葉やコンセプトって、
いまや定着していますね。
『いまどき貯金していても増えないから、【運用】しないと』
と思っている人は多いと思います。
でもだからといって実際、
貯金以外の方法で【運用】している人のほうが少数、という印象です。
そして【運用】している人の中でも、
自分で納得するまで調べて、その上で【運用】している人は
さらに少数なんじゃないでしょうか。
(私だって、当面は納得していますが、まだまだ知らないことばかりです。)
わからないから、とプロに任せてしまったり、
【運用】といえば、まずは【投資信託】だろう、と適当に買ってみたり。
少し調べて、株価が上がりそうな会社の株を買って、
上がったら売ってみたり。
数年前の私も、同じでしたし。
そして私がFXをやっていると言うと、
ほとんどの人はこう言います。
「株じゃダメなの?」
「株のほうが安全じゃない?」
株を売り買いするくらい【資産運用】のことを勉強していて、
興味のある人には、
私は【株】はお勧めしません。
理由:リスクが高いから。
まずコレを言うと必ず、
「え?そうなの?どうして?
それならFXのほうがずっとリスクが高いんじゃないの?」
と言われます。
株はご存知の通り、特定の会社に出資をして、
その会社が上げた利益に応じて、配当を得る仕組みです。
会社が儲からなければ、配当が出なかったり、株価が下がったりします。
なので、儲かりそうな会社、成長しそうな業種の会社の株を見極めるわけです。
でもさ、よーく考えてみてください。
あなたが働いている会社は毎年、
業績を上げるためにいろいろと取り組みをしますよね。
新しいお客さんを開拓したり、
新しい商品を開発したり、
新しい工場を作ったり、
業務を効率化したり。
それでも会社は、思い通りに利益が出なかったり、
思った以上に利益が出たりします。
つまり、
会社の業績って、やっぱり外部から予測するのはとても難しいです。
自分で経営に携わっていれば、予測もできるでしょうし、
調子が悪ければ対処できます。
そういうわけにはいかないので、
そうなるとやはり、大切なお金を預けるにはちょっと
予測できない要素が多すぎます。
だって、JALだって、西友だって、そごうだって、
武富士だって、ウィルコムだって、
実際破綻しているんですよ。
そうなると今現在好調の会社も、倒産するなんてしそうもない大企業も、
倒産しない保証はないんです。
そしてそれを予想するのは、会社の内部にいないと難しいんだと思うんです。
外部から予測するにはそれこそ、かなりの勉強と情報収集が必要なんです。
株価が上下する原因は、会社の業績以外にもあり得ます。
そして株主優待は、あくまで【オマケ】です。
【オマケ】のために、数万、数十万、数百万がパーになるなんて、
変な話です。
何度も言いますが、
そんな予測できない要素の多い難しい【金融商品】に、
大切なお金を預けて、
お金が増えるどころか減ったり、ゼロになったりするなんて嫌なのです。
【資産運用】は、
【賭け】の要素がゼロにはならないと思うんですが、
それでもその【賭け】の要素が
できるだけ少ないことが、大切です。
では、FXはどうかというと、
ご存知の通りFXは、【1$=XXX円→XXX円】という為替の変動で
利益を得る【金融商品】です。
安い時に買って、高くなったら売る。
単純です。
(高い時に売って、買い戻す、という方法もあります)
【株】と同じで、国が破たんすれば、通貨も価値がなくなってしまいます。
そして、国の財政が悪化したり、テロや戦争があったり、
政治や経済の動きに連動して、為替は上がったり、下がったりします。
しかしまず、
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ユーロ、
などの先進国と呼ばれる国が破たんする可能性は、
会社が破たんする可能性よりは低そうです。
そして為替は、国が破たんさえしなければ、
待っていればいずれ回復することがほとんどです。
対して会社は、一度危機的状況になってから
劇的に復活するのは難しいことが多いと思います。
どうですか?
【株】はなんとなく安全な印象がありませんでしたか?
それでもやっぱり、FXのほうが【ギャンブル】っぽくて
破産しそうな印象ですか?
今日いちばん言いたいのは、
【株式投資】は決して、
簡単でも、安全でもない、ということ。
何事も、思い込みを一度取っ払ってみると、
違う世界が見える、という感じでしょうか・・・
苦手だと思っていたパクチーが、食べてみたら意外においしくてハマッた、とか、
スマホなんて難しくて管理が面倒だと思っていたけど、
一度使ってみたらもう手放せない、とか、
良い人だと思っていたママ友と相性が良くないことに気づいたりとか・・・
あれ?何の話してたんだっけ・・・
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
応援クリックいただけると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。