こんにちは、ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
↓猫のちょっと不機嫌な顔はこんな感じです。耳の角度が微妙です。
先日の話なんですが、
3人の同僚や友人から、同じ日に、
『ちょっと愚痴を聞いてもらってもいいですか?』
と言われました。
ふたりはメールで、ひとりは面と向かって。
別に聞くのは嫌じゃないし、
みんな私に解決策を求めているわけではないので、
ただ聞いて、
「そりゃ大変だ~」と返事をしただけです。
一応みんな、
「吐き出したらスッキリした」
と言っていました。
本当にスッキリしてくれていたらいいのですが。。
同じ日に3人から、
同じように愚痴を言われるのも不思議だったし、
その内容も似通っていて、
私としてはとても不思議な日でした。
どの人も、仕事で理不尽な扱い、仕打ちを受け、
苛立ち、憤り、悔しさを抱えていました。
「あらあら、そんなことがあったの。
大変だね~、理不尽だね~。
そういう人は『かわいそうな人』と思って忘れるしかないね~」
その時は、こんな気休めにしかならない返答をしました。
でも私は、こんな時に限らず、
理不尽とか、なんでも自分の中で扱いにくい感情を抱えたときは、
これを唱えることにしています。
変えられるものを変える勇気と、
変えられないものを受け入れる静かな心と、
その違いがわかる知恵をください。
ひとりでこれを唱えると、
なんだか抱えていた問題がちっぽけに思えてきます。
そして繰り返しぐるぐると考えると、
結局まず最初に変えられるのは自分とその半径50cmの中の、
ごく限られたことだけだと納得できて、
じゃあ私は、どうしよう、
どう変わろう、
どう生きよう、
と考えは巡って、
問題から心を離すことができます。
ご存知の方もいるかもしれませんが、
これは昔のアメリカの神学者が唱えた、祈りの言葉です。
God grant me the serenity to accept the things I cannot change, the courage to change the things I can, and the wisdom to know the difference.
私はいま、なんの宗教も信じてはいませんが、
人が生きる上での指針というか、基準というか、
歴史の中で人間が生み出した知恵のひとつとして、
以前興味があってお勉強しました。
声に出して唱えると、より良いです。
なぜなら人は、目だけを通した言葉より、
耳を通した言葉のほうが、
より記憶に定着しやすく、
他の記憶とも結びつけやすい、そうです。
暗記モノを音読するのと同じ原理です。
それで思い出したのが、
姉が中学生の時、試験勉強のために
国語の教科書の『走れメロス』を音読して、
ひとりで感動して号泣していました。
耳から入るほうが、感情も動きやすいみたいです。
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