こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
私の母は70歳で体も元気です。
ひとり目の子供が生まれたときは、そんなに母親に頼らなかったんですが
ふたり目が生まれたときはちょっとテンパって、
かなり母に助けてもらいました。
退院して直後は2週間くらい泊り込みで手伝ってもらいました。
それからもちょくちょく泊まりや日帰りで来てもらっています。
でも、その日程の相談などで電話をすると、私必ずイライラしてしまうことに気づいたんです。
私「来週どっかで1日手伝いに来てくれない?いつなら大丈夫?」
母「いやぁ~、言ったかしら?私の姉さんが九州から出てくるじゃない?
それで忙しいと言えば忙しいんだけど、でも大丈夫よ。
ほら、姉さんもう年でしょ?多分ゆっくり会えるのは最後なのよ。
あ、そうそう、火曜日は習い事があるんだけど、でも別に絶対行かなきゃってわけでもないから。
赤ちゃん、そういえば大きくなったでしょ~?会いたいわぁ・・・」
イライライラ((怒´°∀°`))イライライラ
私の質問は、来週空いている日、空いていない日を教えて欲しい、ということです。
しかし母の返答は、その周辺をグルグルグルグル回るばかりで
なかなか答えにたどり着きません。
「なんか疲れてるから来週はヤダ。」という返答でもいいんです。
そういうこともあるので十分納得できます。
なのにとにかく的を得ない!
ふたり目が生まれる前は母とそんなに頻繁に連絡を取ることもなかったのですが
ちょっと頻度が増えていたのです。
なので
「どうしてお母さんの話はこうも的を得ないんだろう」
と気になるようになりました。
別にお母さんが頭が悪いとも思いませんでした。
なんか理由があるような気がしてたんです。
そしてやっと、その答えを発見してホッとしました。
うちの母は、パートをしていた時期もありましたが、ほぼずっと専業主婦でした。
そういう人に多いそうなんですが、
【世間】という狭い人間関係の中でのコミュニケーションだけで生きてきたんですね。
【世間】とは、家族やご近所、家族を介しての人間関係です。
その【世間】の中で、コミュニケーションを通して交換されるのは【感情】です。
どんな言葉を使って話しても、伝えたいことは
【愛情】だったり【友好】だったり、【いたわり】だったりという感情です。
対して夫は、1日の大半を会社で過ごしています。
そういう人は【世間】ではなく【社会】に対してコミュニケーションをとることが大半です。
【社会】に向けたコミュニケーションで伝えるべきは【感情】ではなく【情報】です。
「XXXの仕事はいつ終わりますか?」
という質問に対して、
「毎日暑くて大変ですねぇ。お忙しいでしょうねぇ。・・・」
と答えていては、相手はイライラするでしょう。
もちろん仕事の場においても、【感情】を交換することはありますが
あくまで【情報】が優先されます。
たとえば私が育児休暇中で、毎日子供の相手ばかりしているとします。
子供相手では【感情】の交換が大半ですから、毎日会社で仕事をしている夫とは
コミュニケーションのスタイルが異なります。
言語が違うと言っても過言ではありません。
たとえば
「疲れたから優しくいたわって欲しい」という【感情】だけを伝えようと言葉をかけると
夫からすると何を言っているわからない、ということになりがちです。
このときの夫は、そこから【情報】を読み取ろうとしているので、
「何が言いたいのか全然わからない」
もしくは
「育児が大変ならもっと手抜いたら?」
なんて的外れな返答が返ってきます。
たいていの夫たちは、平日も週末も【社会仕様】の状態です。
なので【いたわり】や【情愛】のような【感情】を返して欲しいときは
まず最初にスイッチを入れ替えてもらう、という手順を踏む必要があります。
その手順は簡単です。
【感情】を返して欲しい、ということを【情報】として伝えることです。
言葉にするなら
「何も言わないで、いたわりの気持ちを持ってギュッとしなさい」
とか
「疲れているので優しくヨシヨシしなさい」
とか、それくらいわかりやすく言えば、スイッチは替わります。
女性は恥ずかしがったりして回りくどい言葉で言ったり、
態度で察してもらおうとすることが多いように思います。
しかし、察してもらうことを期待するのは時間と気持ちの無駄です。
回りくどい言葉や、言葉にならない言葉は、【情報】の質を下げるだけです。
【社会仕様】から【世間仕様】へのスイッチの切り替えは
そんなに難しくないように思えるのですが、
逆は私もいまだに模索中です。
母から必要な情報を短時間で引き出すことが、なかなかできません・・・
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。