おはようございます。みゆきです。
12歳と9歳の息子ふたりを育てています。
引っ越す前の地域で仲良くさせていただいていた、
ママ友の話。
子供の習い事で出会った彼女は、
気さくで親しみやすくて、聞き上手で気が利いて、
なんだかウマが合ったので、
仲良くさせていただいていました。
とはいえお互い日々忙しいので、
習い事以外ではごくたまにお茶をするくらい。
彼女はいわゆる『駐在妻』でした。
結婚してからほぼ海外で暮らしていて、
子供たちも人生のほとんどを海外で過ごしていて、
出会った当時たまたま日本に暮らしていた時期でした。
旦那さんも良い方で、
2家族で一緒にキャンプへ行ったりして、
いろんな話をしました。
夫の転勤に合わせて、
数年ごとに引っ越しをする生活について彼女は、
「まあ大変と言えば大変だけど、
いろんな場所に行けるし、
私は割とポジティブに捉えてるかな。
結婚するときからわかってたことだし。」
そう言っていて、
本人が良いなら良いじゃないと、
私も思っていました。
そして引っ越し前の先日、久しぶりにゆっくり話す時間をとり、
ファミレスでお茶をしました。
曰く、夫は転職して、引っ越しは当面なくなったと。
夫のキャリアにとってプラスの転職だったとのことで、
夫はすごく満足していると。
しかしその変化やその状態に、
彼女は戸惑っているようでした。
「いままではすぐに引っ越しする前提で暮らしていたから、
パートの仕事ばかりやってきたけど、
引っ越しがないなら、私も思いっきり働いてみたいな。
でも、結婚する前の仕事はすぐ辞めちゃったから
私にキャリアは無いし、稼げるお金も限られているだろうし、
もうこんな年だし、悩ましいな…」
私はなんだか途端に無性に腹が立ってしまいました。
キャリアにプラスになるからって
夫のタイミングで転勤して、
そんでまたキャリアにプラスになるって転職して、
今度は転勤なくなって、
振り回される妻は一体どうなるのさ。
自分ばっかりキャリア積み上げちゃって、
妻には何が積みあがるのさ。
旦那さん個人を責めているわけじゃなくて、
その状況とか、そういう社会とかの話で、
それでもどうしても転勤が必要な職業の人もいるだろうし、
それはその家族の問題だろうけど、
自分はそうやって振り回される側であること、
旦那さんは振り回している側であることを、
それぞれが自覚して話し合って、
ふたりでその認識を合わせることが、
あなたのそのモヤモヤを少し、晴らすんじゃないかな。
彼女は私の話を聞いて、
「そうか、確かに、言われてみれば。
なるほどー!
私は振り回されていたのか!」
と、静かに膝を打っている様子でした。
誰に悪気があるわけでもなく自然と、
振り回し、振り回される仕組みや構造があって、
それはもう、ひとりひとりの人間ではどうしようもないことで、
でも多分、
せめて当人たちがそれを知っていて、
その前提でお互いの存在をありがたく思っていたら、
手を取り合って幸せに生きていけるんじゃないか。
わからないけど。
違うかな。
いやきっと、
彼らにとっての正解は彼らにしかわからないだろうな。
また落ち着いたら、会いたいな。
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
自分以上に頼りになる人、いますか?