おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
2回出産しました。
一度目は5年半前で超安産の普通分娩、二度目は3年ほど前で緊急帝王切開になりました。
いずれも幸運なことに、母子ともに健康でした。
長男は生まれた直後、少し呼吸が弱いと呼吸器を使っていたようですし、
次男の帝王切開後は丸1日寝たきりでしたが、
いずれの場合も直後から母子同室になりました。
しかし正直、2回終わってみて考えると、長男の時は産院選びに失敗したな、と思っています。
出産時の自分の年齢や、妊婦健診での経過によって状況は様々かと思いますが、
私なりの感想というか、見落としていた大きな基準の話です。
私が経験した感覚だと、出産直後の入院のメインイベントは・・・
授乳トレーニング、でした。
しかし長男の出産の時なんて、それこそこれから何が起こるのかがわからず、
場所だけで産院を選んだ結果となりました。
健診に通いやすいようにと、会社と家の中間地点にある大学病院に行きました。
NICUも備えられている大きな病院で、受付システムや設備も最新式できれいな病院でした。
しかしいま思うと、私としては産院選びに失敗しました。
何故かと言うと・・・
授乳室がなかったから。
次男の時も、結局は場所で選んで、家にいちばん近い病院にしました。
少し古くて、アナログなところはありましたが、この病院には偶然、授乳室がありました。
産院によっても基準が違うと思いますが、
『基本的に授乳は、授乳室で行うように』ということでした。
大抵の場合、その部屋に助産師さんがいて、出産直後の鮭のようにボロボロの女性たちが、
赤ちゃんのベッドをゴロゴロ押して通い詰める形です。
夜中などはベッドで授乳してもOKでしたが、基本的には授乳室へ行くように促されます。
長男の時、私は最初の授乳で躓き、カーテンに囲われたベッドの中でひとり、結構精神的にヤラれました。
母乳神話の威力もあり、想定外だった胸の痛みもあり、初めてのことばかりの中で、かなり追い詰められました。
しかももうひとつ想定外だったのが、
助産師さんによって毎回毎回、言われることが違うこと。
次男の時は想定済みだったので「ハイハイ」と思うところがわかりましたが、
長男の時にはそうはいかず、いちいち混乱しました。
助産師さんが悪いわけではなくて、そういうもんなんですよね。
母親と子供、その人それぞれが掛け合わさって、もう感覚的な領域もあるので、言うことが変わってしまうのは仕方ないと思います。
そんな時、無理にでも授乳室へ行かされるとわかること。
①苦しんでるのは自分だけではないということ。
ひとり囲われたベッドだけで授乳していると、授乳がうまく行っていないのが自分だけなような気がしてきます。
でも本来は、みんなそれぞれ、同じように痛みに苦しみ、慣れないことに右往左往しています。
助産師さんの言うことに翻弄されています。
それを実際に見るだけで、心は少し軽くなって、ちょっと余裕が生まれます。
②授乳がすべてではないということ。
赤ちゃん期を終えた今でこそ、授乳している期間の短さやそのほかのたくさんの懸念や基準を知っていますが、
ひとり目を産んだ直後はもう、視野が狭い狭い。
そんな時、経産婦さんの話、授乳しながら聞きたかったな、と思います。
実際ふたり目の時、授乳室の中で助産師さんと、
「上の子はパパとふたりで頑張ってるww」
なんて話をしたりして、回りの初産の方々が笑顔になったり、なんて場面もあったような。
だからつまり、私は授乳室のある産院が、良いと思います。
場所やいろいろな状況で産院を選べない状態のこともあるかもしれませんが、
もし選べるなら、授乳室のある産院が良いと思います。
意味ないようで実は、退院後の新生児育ての母親の精神状態に、少し影響があるように、私は思います。
出産て本当に千差万別なので、私は人の出産話を聞くのが大好きです。
誰に聞いてもドラマがあって、驚きがあって、すごいことだなぁ、とジーンとします。
もちろん危険もあるので良いことばかりではないのだと思いますが、それでもやっぱり、すごいことだと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。