「今は奥さんのほうが収入が高いのでその分僕が家事育児を多く担当するのは当然です」と言っていた彼の行く末が気になる

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

前職で同じ部署だった若い男性の話です。

いまは確か彼も違う会社へ転職していたはずなので、

彼がその後どうしているのかは全くわかりません。

 

とても優秀な若者でした。

仕事がかぶることはなかったものの、

席は近かったのでたまにお話したりはしていました。

 

私が一度目の育休から戻った頃だったか、

彼が結婚して、すぐに子供が出来て、

おめでとー、なんて言っていて、

 

確か妻が早めに仕事復帰して、

すぐに保育園に預けたとかで。

彼が週3回、定時に帰ってお迎えを担当していると言っていました。

 

そして彼が、席の周りの老若男女に、こんなことも言っていました。

 

「定時で早く帰ってラクしてると思ったら大間違いですよ。

仕事してるほうがラクですから。

子供のお世話のほうがずっと大変ですよ!」

 

私も、

 

だよねー!

 

なんつって。

 

 

でも彼がお迎えを担当している理由を聞いて、

当時の私は彼に何も言えませんでした。

 

「今は奥さんのほうが僕より収入が高いんですよ。

だからその分、僕のほうが家事育児を多く担うのは当たり前ですよね。

だから僕が週3回、奥さんが2回なんです。」

 

 

実際彼の妻は優秀な人なんでしょう。

大手企業に勤めて高給だとか。

そして彼もすこぶる優秀な人でした。

 

今の社会の状況を見れば、

きっとどこかで、彼の収入が上回ることになる確率のほうが、

高いわけです。

その時に彼のご家庭がどうなるのか、

それが心配でしたし、今もたまに、

どうしてるかなと、思ったりします。

 

自分が生活をするのにも、子供たちを育てるのにも、

確かにお金が必要なのです。

そしてお金は明確に数字に現れるものなので、

その理屈に乗っかりたくなるのが人の心だと思います。

 

そしてもちろん、妻もその理屈で納得いくなら、

それはそのご家庭の正義なので何の問題もないのです。

 

でもやっぱり、

収入の有無や高低と、

家事育児の分担を単純に紐付けるのは、

私は危険だと思います。

 

目に見えるものは目に見えるもの同士、

 

目に見えないものは

目に見えないもの同士で紐付けるべきだと、

私は思うのです。

 

 

↑で話した彼をAクンとします。

 

目に見えるAクンの年収金額は、

Aクンの能力や努力によるものです。

 

Aクンの妻の年収金額も、

妻の能力や努力によるものです。

 

しかし同時に、目に見えないものが

双方の年収金額に影響しているのも事実です。

 

夫婦が45歳になったとき、

45歳男性会社員のAクンと、

45歳女性会社員のAクンの妻の年収に差があるとしたら、

能力や努力意外に、社会的な力も影響していると考える必要があると

思います。

 

それは決して、Aクンの能力や努力を軽んじているわけではないのです。

それはそれ、これはこれ。

 

目に見える年収金額だけを見て、

目に見えない社会的背景や夫婦の心や時間の余裕を無視して、

その分家事育児の負担を偏らせたら、

それはそれで違うのではないかなと、思うんですよ。

 

 

だから、

目に見えるものは目に見えるもの同士、

 

目に見えないものは目に見えないもの同士を

紐付けるべきなんじゃないかなと。

 

 

Aクンのほうが年収が高いのであれば、

その分教育費を彼が多く負担したり、

彼のほうが多く自由に使えるお金があったりすればよくて、

 

目に見えず数値化出来ない家事育児の『負担』は、

例えばお互いの『心の余裕』とか『自由時間の長さ』とか、

『得意な家事』とか、『職場の融通のききやすさ』とか、

そういう曖昧な基準で、

話し合って合意しながら進めていくべきなんじゃないかなと。

 

そしてそれに並行して、

感謝やねぎらいやいたわりの表現が、

双方を行き交っていることが、

大事なんじゃないかな、なんて。

 

これだって言葉にするのは簡単ですが、

曖昧、かつ長期的に持続し、

そして道中でハプニングもあるわけで、

家族や夫婦の運営は、私を含め誰がやっても難しいことなのだと思います。

 

私もいまだに道半ばですが、

Aクン、どうしているかな。

元々賢い人だったので、既に自分で答えを模索していることだとは思います。

 

 

 

 

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