おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
6歳と3歳の息子ふたりを育てています。
子供を育てていると、大人を見る目も変わりませんか?
『この人は、どうやって育てられてこうなったんだろう。』
と考えてしまうことが、よくあります。
それは自分も然りで、
それによって親に感謝の気持ちを感じたり、
呪いに感じたり。
子供を育てるうえで、刺激的な本を読みました。
本来は、貧困の中にある子供を救うにはどうしたらいいか、
という話の本なのですが、
子供の非認知能力を高める
子供のポテンシャルを高める
という点で深く検証されているので、
すごく刺激になりました。
『気を付けよう!』
と思いました。
まず、
『豊かさ』の中で育った子供にあって、
『貧しさ』の中で育った子供にはないものは、なんなのか?
それを定義するのにかなりのページを割いています。
そして結果としては、
粘り強さ
誠実さ
自制心
楽観主義
であると。
この『豊かさ』は、経済的な豊かさもそうですが、
情緒的な部分の話でもあるようです。
よく言われますが、
『普通に』話しかけたり、抱っこしたり、笑いかけたりせず、
機械的に育てられた子供は、
これらの能力が伸びず、体の成長すら止まるとか。
子供が、人が、
粘り強く、誠実に、自制心を持って、楽観的に生きると、
『幸福』度が増すぞ、という話なんですが、
それに必要なことは大きくふたつ。
①安定した『安全な』環境
例えば、慢性的に経済的に困窮している親の中で育つと、
『世の中は危険で、いつどうなるかわからない。』
という認識を持ち、そのまま大人になると。
そうしたら当然、楽観的になんて育ちません。
家の中にケンカが絶えないと、
子供も常に不安を感じ、
粘り強く何かに取り組む時間なんてないと感じるとか。
一時的なトラウマはあまり影響なく、
慢性的な『状態』が影響するとしています。
②失敗の時に語られる『Narrative=物語』がいちばん大事
人が、子供が、最も敏感に『メッセージ』をキャッチするのが、
失敗した時だそうです。
その時に語られたこと、学んだことが、
人格を形作っていくと。
ちょっと話それますが、この『Narrative』という単語、
広告代理店時代に死ぬほど使いました。
『人を動かす力=物語やメッセージ』
ってことなんだろうな。
いろいろ端折りますが、
『失敗から早く立ち直る力=粘り強さ』
であり、
『失敗』に対して感じるマインドが、
いわゆる非認知能力の源なんですって。
なんだか話が少し小難しくなってきましたが、
じゃー、いったい、
いま、まさに子供を育てている私が、
なにを、どーしたらいいの!?
という問いの答えがこちら。
子供が失敗した時、
こういうメッセージを与えろと。
失敗は、一時的な躓きに過ぎず、
学んだり改善したりするための、
貴重なチャンス。
きっとですが、
『すぐ忘れて、次、次!
次頑張ろう。』
というのも何か足りない感じがします。
私も、40歳ころになって初めて、やっと、やっと、
『失敗=チャンス』
だと認められたと言うか、
心底納得して、
経験として実感できた感があります。
失敗ってやっぱり、
できればやっぱりしたくないと、
毎回思います。
恥ずかしかったり、
派生するダメージが辛かったり。
でもそれこそが、
チャンスであり、
データであると。
↑の池のアスレチックで、
自分の体を試すように、
何度も何度も、
池の上の筏に飛び移っていた6歳児。
だんだんと調子に乗り始め、
どこがギリギリなのか探り始めました。
「それはちょっと無理が・・・」
と思った時には、
彼の片足は水に漬かってビショビショで。
それまで得意げに飛んでいた彼の顔が一瞬歪み、
立ち尽くしました。
「ダイジョブ、ダイジョブ。
靴なんかすぐ乾く。」
私が笑ってそう言うと、
彼はまた安心した顔をして、
別の筏に飛び移り始めました。
簡単な失敗なので、簡単で良いかなと思いました。
『失敗しないとできるようにはならない。』
『失敗は貴重なチャンス。』
耳にタコが、それもたくさんできるくらいに、
言い聞かせないと。
そういえば以前、
「耳にタコができちゃったと思うけど…」
と子供たちに言ったら、
「耳に?耳に、タコ?タコができるの?」
とふたりで大爆笑でした。
子供っておもしろい。
↓をクリックいただけると、ブログランキングのポイントが入ります。
お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
自分以上に頼りになる人、いますか?