いやいやできないよ、できないからね!『テレワーク』ってそっちへ行っていたの?ダメダメ!

B!

 

ダメダメダメダメ!

違う違う違う。違うよ東京都。

知りませんでした、そっちへ行っていたとは。

ダメ。ダメです。

↑は、東京都が発行している『東京都テレワーク施策リーフレット』

企業にテレワーク導入を勧めるリーフレット。

 

企業がテレワーク導入を進めることは大賛成です。

家からでもできる仕事は家からできたらいいと思います。

 

でもね、でもね、

テレワークって、

育児&介護と両立するためのものですか???

 

見てわかる通り、

男性労働者は身軽そうですね。

大自然の中でお仕事して生産性アップ。

家から事業継続できますね。

 

なのに、女性は育児や介護と両立ですって。

 

え…?

思い出したくない、休校&登園自粛時期の完全自宅保育。

子供はかわいいのに、

毎日毎日ずっとずーっと家にいて、

仕事をしないとお金が入ってこなくて、

 

「ママあそぼ?」

「ママ見て~」

 

これを日に何度も押し返す苦痛。

 

我が家は既に赤ちゃん期を脱していますが、

それでもテレワークで育児と両立なんて無理ですけど。

乳児だったらと思うとゾッとします。

 

仕事は、会社であろうが自宅であろうが、

子供と一緒にいたらできません。

東京都の方にも企業の方にも、

そこはちゃんと理解していただかないと困ります。

 

逆に例えば東京都の職員の方がテレワークしたとして、

子供がいてもできるということなのか?

 

いや、できる人もいるかもしれません。

でも、私はできませんし、夫もできませんし、

できない人も多いと思います。

 

このリーフレットや広告の製作にかかわっている方々がみんな、

例えば子供が家にいて仕事ができるということなら、

まだ話はわかります。

(いや、わからないけど!)

 

うーん…

やっぱり育児や介護って、すごく簡単なこと、という認識なの?

私は介護は未経験ですが、

少なくとも育児は、

片手間でやることではなく、

育児をしていると、育児以外のことが片手間でしかできない、

という感じです。

 

夫にとってはただの飛び火ですが、

昔長男の育休中、

睡眠不足で髪をドライヤーで乾かすことも諦めていた私に、

夫が言いました。

 

当時は彼はまだスーツにネクタイで、

朝家を出る時、

パジャマ髪ボサボサで赤子を抱っこしている私にね、

無邪気にこう言ったんです。

 

「いいな、家でテレビ見れて。」

 

その時は怒る気力もなかったです。

言葉が出ず、ため息とともにHP&MPを吸い取られただけでした。

むしろ、

 

『テレビ見てボーッとできるのに、

なんで私はこんなに病んじゃってるんだろう。』

 

とすら思うくらいに、ヤラれていました。

 

でも多分、そういう認識の人が多いから、

『テレワークなら育児&介護と両立』

なんてことを思いつくんでしょう。

 

家にいて、育児の合間にテレビが見れる。

のではなくて、

 

育児の合間にできることがテレビくらいしかない、

でした。私の場合は。

 

テレビが見たくて見ていたわけではありません。

 

いつ起きるか、いつ寝るか、いつ泣くか、いつ泣き止むのか、

誰にも分らない状態で、

ただただ現場待機させられて、

睡眠不足で、

オッパイウンチオシッコダッコの無限ループで、

 

突然休憩時間を与えられて、

でも休憩時間が何分かは毎回知らされず、

30秒で終わる時もあれば、

2時間の時もある。

 

そんな時、パソコンで済ませたい用事、

どうしても読みたい本、

そんなものに手を出してしまったら、

中断された時の精神的ダメージが大きい。

 

そうやって結局、

テレビくらいしかできることがない、

そんな感じでした。

 

いやなんか、悲しいですね、悔しいですね。

今年の4月とか5月ころ、

私たちは息も絶え絶えになりながら、

毎晩酒でごまかしながら、

仕事をしながら休校や登園自粛を乗り切ったのに、

 

『できるんでしょ?』

 

という反応です。

 

ああ…ひどい…

ひどすぎる。

 

 

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