「パパ嫌い、ママ好き」の真実

B!

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

この前の晩のこと。

子供らを寝かしつけるために、

「寝るよー」と私がひとりで先に寝室へ行き、

子供らが来るのをベッドで待っていました。

リビングでは子供らが、パパと寝る準備。

長男をトイレに行かせたり、破れてしまった本を夫が修理しようとしていたりする模様。

話し声、ちょっとした夫の怒鳴り声、バタバタと寝室に掛けてくる子供の足音。

 

ベッドで子供らを迎えて、15分ほど。

長男はもうほぼ寝入りそうなころ。

ドアを開けて夫が入ってくる。

どした?と思っていると、暗闇の中、次男(2歳3ヶ月)ににじり寄る夫。

 

「〇〇ちゃん、さっきはパパ怒ってごめんね。

パパに構って欲しかっただけだったね。なのにパパ、ペシッてしちゃってごめんね。許してね。」

 

「うん…」

 

「おやすみ、〇〇ちゃん」

 

「み」(我が家では「み」=「おやすみ」の意)

 

夫も私も、パパ、ママになって4年半ほど。

毎日毎日、いつでも理想の親でいられるわけはありません。

 

「あれは言いすぎたな~」

「あれは八つ当たりだったな~」

と子供に対する自分の態度を反省することもたびたびあります。

 

やっぱり夫もだんだん変わってきて、1年前の『パパ』からはレベルアップしています。

以前はよく、こう言っていました。

 

「ちょっとくらい親に冷たくされたって死にゃあしね~んだよ」

 

思い返してみるとこのセリフ、最近はとんと聞きません。

 

この晩のように、長男、次男にわざわざ謝りにくることが増えました。

「明日パパと虫取りしようね」とわざわざ言いに来ることが増えました。

正解なんてないけど、『良きパパ』じゃないか。

こうして暗闇の中ベッドまで、わざわざ謝りに来てギュッとされているとき、

子供がスポンジのようになった気がします。

 

『あ、いまスポンジが、パパの愛情を吸い上げている。じゅぅぅ~…』

とそんな感じがします。

 

ですが子供らは普段、こう言うんです。

「ママ好き、パパ嫌い」

 

パパがお土産(おやつ)を買ってきたときや、

パパがしつこく「パパ嫌い?好き?」と聞いた時などは、

「パパ好き」と言います。

でもやっぱり、「ママが好き」と言います。

それで夫は「ちぇ」って感じになります。

 

その意味が、いまいち夫がつかみ切れていないようなので、翻訳してみようかと思いました。

子供は当然ですが、言葉を知りません。

自分の感情を言葉に表すことができません。

微妙なニュアンスなんて表現できるわけがありません。

でも、こう思っているんだと思います。

 

夫自身が父親に対して持っていた(持っている)思いとは、違うと思います。

 

ママはデフォルトで好きです。赤ちゃんの時からいつもそばにいたし、

一緒にいて安心するし、リラックスできるし、甘えられるし、わがままを聞いてくれるから、そりゃ好きです。

でもパパも好き。たまに怒るから怖いけど、一緒に遊んでくれるのが楽しい。

虫を探したり、遊び方を教えてくれたり、遊ぶのはママよりパパのほうが燃える。

 

でもママみたいにいつでもわがままを受け入れてはくれないから、

甘える対象ではないだけ。

ママに対する感情とは違うから、ママと同じ『好き』は何か違うような気がするだけ。

たまに気まぐれに甘えさせてくれたり、冷たくされたりもするから、

無防備に『大好き』と言えないだけ。

たまにさ、どうしても気になって、今やりたいことって、あるじゃないですか。

スマホのアプリにどうしてもログインできないとか、

ネットで注文してさっき届いた新しい靴とか、

いまのうちに片づけてしまいたい洗濯ものとか、

ちょっとしたネットの調べものとか。

そういう時に限って子供が絡んできたりするとき。

 

やっぱり育休が大きいと思うんですよね。

あの、仕事を休んで24時間、新生児と一緒にいる生活を経て、徐々に、

大抵のママは、自分のことはどんなに気になっても後回しにしたほうが、

返って楽だ、と悟ったり、諦めたりするようになるんじゃないかと。

 

パパは、その『どうしてもやりたいことがある時に子供に絡まれる』

という機会が少ない分、自分のやりたいことを優先させて押し通すことを選びがち、

なんじゃないかと。

 

こちらにとっては取るに足らない日常の一瞬でも、

子供にとっては『甘えたい瞬間に甘えさせてくれる』

『感情が高ぶったその瞬間に寄り添ってくれる』存在かどうか、って、

その瞬間の相手の反応を、私たち大人より大きくとらえがちなんじゃないかと。

その瞬間の、微妙な対応の違いが、ママとパパに対する感情の微妙な違いを生んで、

それが「ママ好き、パパ嫌い」の真実ではないかと。

あくまで我が家の場合ですがね。

大きな違いではないけど、そこに違いがあるのは事実だと、思うわけです。

 

かと言って別に、「パパ好き」と言われるほどにするべき、とも特に思わないし、

今のままでも十二分に立派な良きパパだと思います。

まぁ、まだまだたったの4年半。

お互い、どんな親になるのかわかりませんが、無理せず、でも

弱き未熟な子供らのよりよい人生のために、考え続けていこうではないか。

 

 

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お忙しいところすみません。。


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