こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
次男1歳11ヶ月。
たどたどしいおしゃべりが、かわいらしい時期です。
もうヨチヨチの時期も終わりに近づいているんだなぁ…と思います。
「でちない!」(できない)
「あてて」(開けて)
「なんやってぃってんの?」(何やってるの?)
「ぱぁっぷっぷぅ」(パイナップル)
「がっこ」(抱っこ)
毎日毎日、昨日までの言い間違いが直ってしまったり、
昨日まで知らなかった単語を覚えたり、
成長のスピードがすさまじいです。
何かの本で読んで、以来ずっと考えていることがあります。
自己犠牲なくして、愛は成立しない。
本当にそうなのか、子供を持って以来折に触れて考えます。
そして今のところそれは、少なくとも私にとっては真実なのではないか、
と思っています。
実際に自分の腹部に命が宿り、10ヶ月かけて大きくなります。
最後の数ヶ月は、小さな人間が自分のお腹の中にいることを身を以て実感します。
出産は痛いですが、逆にこちらにとっては受動的です。
そして出産して、弱々しくて儚い新生児を目の前にして、
『どこまで耐えられるか、どこまで出来るか』
人間性や【愛】を試されるような瞬間の連続だったような気がします。
どこまで痛みに耐えられるか、
どこまで睡眠不足に耐えられるか、
どこまで自分のことを後回しにすることに耐えられるか、
子供の食事にどこまでこだわるか、
子供の教育にどこまで追求するか、
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ママ同士で話すと、
たまに【自己犠牲合戦】みたいな話になる時もあります。
私はこんなに大変なときがあった。
私はここまで自分を犠牲にした。
私自身を確実に含めて、
世のお母さんたちはどこか、
自分をある程度犠牲にすることで、
子供に対する【愛】を証明できたような気がして安心する瞬間が
あるんじゃないかと思います。
特にひとり目を育てているときは、
その【愛の証明】に忙しくて、子供の可愛さや子育ての醍醐味を
逃している部分もあるような気がします。
私自身、ひとり目のほうが思い入れは強いですが、
ふたり目のほうが、仕草や表情の可愛さを堪能できています。
そして、3人目、4人目にはまた新境地があると思います。
(私は3人目は行きませんが)
昔の人のように、5人、7人、10人と子供がいると、
子供に対する【愛の証明】はあまり意味を持たないのかもしれません。
以前から、保育園のお迎えの時間が遅れることに対して
とても抵抗がありました。
そのせいか、定時で会社を出ると、速足と駆け足の中間くらいのスピードで歩きます。
(同じスピードで歩いている人は大抵、同世代のママっぽい女性ばかり)
電車に駆け込み乗車をして、少しも足を緩めることなく自転車に乗ります。
多分それは、私なりの【愛の証明】なんじゃないかと思います。
自分の仕事をある程度犠牲にして、
徹底して定時退社をしていることも、
自分の時間を犠牲にして、
子供の食事は、お惣菜などではなく手作りしたものをあげることも、
眠いのを我慢した、子供に合わせた早起きも、
子供のため半分、
【愛の証明】半分…のような。
つまり、どこまでが本当に子供のためで、
どこから【自己満足】の域なのか、自分でもよくわからなくなって、
それはどれだけ考えてもよくわからないものです。
毎日20時とかまで、そして土曜日まで週6日保育園に預けられて育った夫に言わせると、
「多少残業してお迎えが遅くなったっていいんじゃないの?」
という感じで、
実際それで夫が人格的に障害やトラウマを抱えているかと言うと
もちろんそんなこともなく、
それなりにちゃんとした大人に育っているわけで、
いまの『定時退社→18:30のお迎え死守』という基準は、
やはりあくまで私自身の基準なわけです。
『じゃあそもそも働かないで、保育園預けなければいいんじゃない?』
とも言われたことがあるんですが、それはやはり、
『仕事をしたい自分の気持ち』 vs. 【自己犠牲を伴った愛の証明】
の、そのギリギリのところが、『定時退社→18:30のお迎え死守』
という基準なのだと思います。
ちょっとパソコンで調べ物をしたいのに
まとわりつく子供のために手を止めて、
調べ物は夜中まで我慢することも、
小さな自己犠牲を伴った愛。
世のお母さんたち、【愛の証明】は多分十分なのであまり無理せずにね、
と言うつもりもないし、
【自己犠牲】は所詮自己満足、と片付けるつもりもなくて、
ただただ、『自己犠牲なくして、愛は成立しない』という考え方もあるんだと
知って欲しかっただけです。
なんであれ、私はまだまだこれからも
【自己犠牲を伴った愛】を実践せざるを得ないと思うので、
折に触れて、
自らが、誰のために、どこまで自分を犠牲にするのか
楽しみ、悩みながら見定めていくのだと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。