ひとりっ子はワガママ? の真実

B!

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

いや~…兄弟げんかが相変わらず熾烈です。

しかし、兄弟という存在ができて2年4ヶ月。

やっと4歳半の長男が、手加減を覚えてきたような気がします。

まず、兄のオモチャを奪って逃げる弟を追って、後ろから背中をドンッ!

という危険極まりない仕返しは、再三の制止がやっと刷り込まれたのか、

やらなくなってきました。

これはね、超危ない。

走ってるところを後ろから押されると、子供は頭から壁やら角やらに飛び込むので、

流血、アザ、タンコブ、鼻血でもう、母さん父さん、ヒヤヒヤしました。

 

そしていまの兄→弟への仕返しの主流は、

ゲンコツで背中をドンッ!

です。

手加減は少ししているものの、弟のちょっかい、いらずらもなかなかのうっとおしさなので、

兄の手には怒りがこもっていまして、まぁなかなかの重みのあるドンッ!です。

ズシッと来ているだろうな~、とは思うものの、以前に比べたら危険度合いは下がってきました。

弟はそりゃ、泣きますわね。

 

兄弟げんかはホント、親が介入しないほうが良いことが多いので、

危ないとき以外は介入しない、と心に留めています。

それでもハラハラするのでつい口を出したくなるんですが、

子供の世界のことは子供同士で解決したほうが良いことのほうが多い気がします。

これはね、面倒だからというよりも、観察した結果、です。

兄弟げんかは、親が介入したほうが面倒ではないです。

でもちゃんと見ていると、親から見ると熾烈に見えるケンカも、

放っておくほうが早く仲直りしたり、親が思うほどに本人たちはケンカと思っていなかったりします。

特に弟→兄へのレスペクトというか、慕う思いはヒシヒシと感じますね。

対抗意識もあるんですが、それにも増していちばん身近にいるお手本、ということを幼いながらにちゃんとわかっています。

さて、ひとりっ子のご家庭も、年々増えています。

2017年の合計特殊出生率は「1.43」ですからね。

このブログのコメントでもいただいたのですが、

ひとりっ子だと、まわりからのチャチャがウザイ…という声。

両親や義両親から、

「ひとりっ子だとわがままになっちゃうわよ」的なプレッシャー?

 

これにちょいと、反論しようじゃありませんか。

以前紹介した、この読みにくい本(あ、言ってしまった…)にちゃんとその研究結果が載っていました。

 

 

『ひとりっ子で育った人は、兄弟で育った人に比べてワガママ』

『長子は末っ子より要領が悪い』

『長子より第二子以降の人のほうが大成する』

 

世界中の心理学者が、この都市伝説というか通説を立証しようと

いまも日夜研究を重ねています。

しかしいまだ、これを立証することはできていません。

 

立証できていることは、

ひとりっ子は、家族の中において、ひとりっ子として振る舞う

長子は、家庭の中において、長子の役を演じる

末っ子は、家庭の中において、末っ子の役を演じる

すべてにおいて、家庭の外での言動との相関関係は立証できない。

 

あなた自身、自分の両親に対する自分と、職場での自分、

友人に対する自分、それぞれ微妙に性格違いませんか?

誰に対しても同じなわけないんですよ。

人は、その環境=社会に応じて人格を使い分ける、社会的な生き物です。

いま、その瞬間の回りの環境に応じて、言動を変え、性格を変える生き物です。

 

人間かいかに社会的な生き物か、は、実験できますよ。

数人で道を歩いて、同時に空を見上げてみてください。

回りにいる通行人は、つられて空を見上げるはずです。

それが、人間の社会的な行動の簡単なものです。

回りの人につられて空を見上げるように、回りの人の行動、服装、雰囲気を伺いながら

自分の言動を決めるのが人間という生き物です。

 

話が少しそれましたが、

家庭で振る舞うように職場で振る舞う人っていないでしょ?

つまり、ひとりっ子だからって、ワガママにならないように、

なんて気を付けなくても子供は家庭の外で、同じように社会の波に揉まれて

それぞれ大人になって行くわけで、

あまり育て方に神経質になる必要はないんですよ、ということでした。

もちろんひとりっ子だったら、実家に帰ったときはワガママに振る舞うかもしれません。

だって自分のほかに子供がいなければ、みんなが自分ひとりをチヤホヤしますから。

でも外へ出たら、そんなにチヤホヤしてもらえないのは、

否が応でも子供自身で経験して学んで行くことなので、

ひとりっ子だから、とわざわざ家庭内で厳しくしつける必要はないですよ、

と↑の本では言っております。

確かに、うちでもふたり目が生まれて、

ひとりっ子ではない、兄弟がいる、とはどういうことなのか、実感しました。

自分中心には回らない、ということをかなり小さいうちから実践されるのは、

確かに家庭環境としてはひとりっ子とは違うでしょう。

だからと言って、何度も言いますが、

家庭環境を100%外へ持ち出すことを許される人って、いませんからね。

遅かれ早かれ、自分中心ではないことは経験しますから。

ひとりっ子だろうが、大家族だろうが、基本的には家庭の外においては違いがない、というのが、

現状においての科学的な結論です。

 

それでもさぁ~…と経験値と感覚でしか話さないオバアチャンの話は、

右から左へサヨーナラーです。

 

 

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