【時間がないときの鉄則】多忙で賢い人は先延ばしの術

B!

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

以前の記事にも書きましたが、子供ふたり育てながらフルタイムで働くと、

いままでの人生でいちばん忙しいです。


photo by Estel's photos

とにかく自由時間がないし、

子供を持つことは、常に仕事を増やしてくれる存在がいることだと言えます。

 

 

家事には文明の利器を駆使していますが、それでも

「どうしてこんなに」というくらい、後から後からやることは増えていきます。

それをやっつけて1日が終わる、という毎日です。

仕事でも家事でも、子供のことでもそうなんですが、

やることは以下の3つに分類できると思います。

 

  1. いますぐやらなければいけないこと
  2. 今日中にやらなければいけないこと
  3. 明日以降にやっても、なんとかなるもの

 

私が思うに、子供がいると【①いますぐやらなければいけないこと】

子供がいない場合より多く発生します。

急に熱を出したらお迎えに行かなければ行けないし、

お漏らししたり、何かをこぼしたり、危ないことをしていたり、

突発的な仕事がどんどん入ってきます。

 

そんな中で、いかに心穏やかに、限られた時間をやりくりするか、

最近の課題です。

 

この【心穏やかに】というのが大切です。

 

常にやることに追い掛け回されていると、どうしても

「キーッ!!!」となってしまうので、

どうしたらそうならずにこの忙しい毎日をやっていけるか、考えます。

 

そして実践しながら見出した方法なのですが、

今日やらなくていいことは、明日やる

という方法です。

 

大変になるんじゃ?と思うかもしれませんが、

これが意外に理にかなった方法であると、本にも書いてありました。

忙しくて時間が足りないとき、人は予定をいっぱい詰め込んだり、

後のことを考えて今できる限り片付けてしまおう、と思いがちです。

しかしそれでも、急な仕事はいつだって突発的に発生します。

そしてもともといっぱいだった予定の中で急用をこなそうとすると、

もともとやる予定だったことを後にずらして、

急用に取り組む時間を捻出します。

 

そうすると、後にずらされた予定の調整をする、という

また別の仕事が発生するんです。

 

そうやってすべてが後手に回り始めて、負のスパイラルにはまっていくんです。

これはお金やスペースなどの資源が足りない場合にも言えることです。

 

ある病院で実験を行ったそうです。

その病院には手術室が5部屋あったのですが、

常に手術室が足りない、という状況にありました。

 

手術には計画して行うものと、緊急で発生するものと2種類あります。

そしてその病院では、計画して行う手術で常に5つの手術室が埋まっており、

緊急手術が発生した時点でもともと入っていた手術の予定をずらし、

調整するという仕事が発生していました。

 

そのため、深夜に手術をすることになったり、

医師の次の手術までの待ち時間が5時間になってしまったりしていました。

その事態を解決するためにとった策は、

5部屋のうちの1部屋の手術室を、常に緊急手術用に空けておくことでした。

 

一見、5部屋から4部屋に手術室が減ることで行える手術数が減りそうに思えますが、

緊急手術用に手術室を急遽空ける、という作業がないだけで、

実際に行える総手術数は、2割ほど増えたそうです。

 

深夜の手術もなくなり、医師の待ち時間などもなくなったようです。

つまり、大切なのは

常に【余剰】を確保しておくこと。

 

突発的なことに対応するための【余剰】を常に持っていることで、

『やる予定だったことを先延ばしにするための調整』という作業が発生しないんです。

時間に追い回されている人のほとんどは、

この調整に追い回されているんだそうです。

家の事であれば、いくら洗濯機が山盛りでも

可能な限り先延ばしにしても誰も死にません。

 

シンクに洗い物がたまっていても、今日やらなくても大した影響はありません。

仕事も、いま、今日やらなければいけないこと以外、明日以降に回す。

そうすることで、【余剰時間】を常に確保しておくと、

突発的な急用にも慌てず、そして心穏やかに対応できます。

急用が発生しなければ、ラッキーと思ってダラダラすればいいんです。

 

これはお金が足りない場合にも当てはまります。

【余剰資金】が銀行口座になくて、毎月もらった給料ほとんど使ってしまう生活だと、

突発的にお金が必要になったとき、借金するしかありません。

借金は利子を生み、余計にお金が足りなくなります。

そしてまた借金をするしかなくなる、という負のスパイラルですね。

 

お金の【余剰】を確保するということは、

自分から前借しておく、と考えるとどうでしょう?

自分からの前借であれば、もちろん利子は発生しません。

 

予定をずらして調整する時間&作業=借金の利子

ということです。

 

早いに越したことはない、と思ってパンパンにミーティングを入れておくと、

子供が熱を出したりするんです。

 

山盛りの洗濯機がなんとなく気持ち悪くて、時間がない中で洗濯したりすると、

「なんかとれちゃった~」と子供になにかを壊されたりします。

 

忙しいとき、後で楽ができると思って

いまできる限り仕事を片付けたくなりますが、

【余剰時間】は残しておかないと、自分で自分の首を絞めることになる。

それを何度実感したことか・・・

もちろん、なんでもかんでも無闇に先延ばしにする訳ではありません。

心に余裕のないときに突発的な用を片付けようとすると

大抵なにかミスや抜けがあります。

もしいま、あなたが何かが足りないと感じていたら、

【余剰】を持つ努力、してみてください。

きっと違いがわかると思います。

 

【余剰】を持とうとすると、計画的にならざるを得ませんので、

最終的な生産性は上がるはずです。

 


ワーキングマザー

↓のバナーをクリックいただけると、ポイントが入ります。

いつも応援クリックありがとうございます。更新の励みになります!

   

最新の記事はこちらから