おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
私は比較的、肌が弱い体質です。
いまは症状はありませんが、赤ちゃんのころは少しだけアトピーが出ていたと母が言っていました。
私よりももっと肌が弱い人もたくさんいらっしゃると思いますが、
いま私は、お風呂と手を洗うとき以外で水を触る時には、薄いゴム手袋をします。
洗濯物を干すときも、です。
寝る時には夏でも、ハンドクリームを塗ってから綿の手袋をして寝ます。
手を洗った後は、指の股までしっかり、しっかり拭きます。
そうしないと、手が荒れてしまうからです。
手以外も、よく荒れたり化膿したりします。
おそらくその遺伝子を受け継いだ長男は、アトピーなどはないものの、虫刺されや擦り傷ですぐに化膿してしまい、よく病院へ行きます。
それについてポロッと私がこう言いました。
「あなたはママに似て肌が少し弱いのかな。」
また別の話。
元々キャラクターの子供服などに反対で、
「子供服こそシンプルなものがオレは好き。」
と言っていたうちの夫。
私が運営する子供服ショップ『Neutral』の商品の中でうちの子たちに着せたいものがあると、
どっち(長男/次男)にどの色かな?という相談を夫とします。
その時夫が言ったこと。
「長男クンは色黒だから、赤とか青とか鮮やかな色が似合うね。」
ずっと後になって、ふとお風呂に入ろうと無言で服を脱いでいるときなどに、
長男がひとりごとのように呟きました。
「僕はママと同じで肌が弱い。
僕は色黒だから赤と青が似合う。」
「うん、そうだね。」
と答えたものの、
『これってよく考えたら怖くね?』
と思いました。
人間の本能として、まず物事を『カテゴライズ』するという行為があります。
物の要素だけを抽出して、予想を立てながら『カテゴリー』に分けて記憶を整理する作業。
これができるから人間は、まったく違う絵を見ても同じ『犬』だと認識できるわけです。
同じように子供は、大きくなりながら自分が属する『カテゴリー』を見定めていきます。
子供と大人が違うカテゴリーであること、人間と犬が違うカテゴリーであること、もっと細かいカテゴリーにも分けていきます。
それと同時に子供は、ほかの子(兄弟、クラスの子)たちの中からいかに秀でるかを考えます。
自分が光ることのできる分野を探します。
そんな作業に足を突っ込み始めた5歳長男に、
「あなたは○○である。」
と親が言うと、スポンジのように吸い取っているような気がしてゾッとしました。
今回の場合のように、肌が弱いことや、似合う色のことは、まぁ特に問題ないかと思いますが、
「あなたは聞き分けがない」
「あなたは意地悪だ」
「あなたは誰にでも優しい」
「あなたはしっかり者だ」
「あなたは勉強はできないけどスポーツができる」
何気なくかけた言葉が、子供にとって呪詛になる可能性も、大いにあるのだよな、
と改めて思いました。
次男の前で夫と話してしまうことがあります。
「次男クンは人が嫌がることをワザとする。
長男クンもこんな感じだったっけ?」
次男は聞いていないようで絶対に聞いていると思い、次男の前でそういう話をしないように、夫ともども気をつけています。
私は子供のころ、よく母にこういわれました。
「あなたは私が何も言わなくても、
いつもひとりで全部なんとかしてるから、安心してられる。」
この言葉は今でも、ときに私の支えとなり、ときに足かせとなり、
『なんとなくいつもそばにある言葉』
な気がしています。
神経質になる必要はないと思いますし、
何も言わないわけにはいかないと思いますが、
できることなら、力や支えの部分が重めの言葉が、彼らの心に残ってくれるといいな、
と、子供にかける言葉には気をつけようと改めて思いました。
肌の色が濃い目の長男は、でも本当に赤や青や緑という鮮やかな色が似合います。
逆に薄いピンクや淡いグレーなどは沈んでしまい、あまり似合いません。
逆に色の白めの次男は、くすんだピンク、淡いブルーなどが良く似合います。
真っ赤なんて着せると、赤が立ちすぎてウルサく感じます。
そんな彼らにも、どれを着せようかワクワクしている、新しいブランドとの話がまとまりました。
オーガニックのフェアトレード・コットンを使った、
ジェンダー・ニュートラルなイギリスの子供服ブランドです。
届き次第またお知らせさせていただきます。
あなたが、あなたのお子さんが気に入るお洋服があるといいのですが。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。