『ダメ母』でいいじゃないか。次男にはちゃんと謝りました。

B!

 

おはようございます。

どうも、『ダメ母』のみゆきです。

 

反省しています。

ちゃんと謝りました。

でもそれは、母としてではなく、人としてダメだからダメなのです。

 

その朝夫が、いつものようにベッドから起きてきて、

リビングで寝ていました。

在宅勤務が続いているため、

毎日交代で次男の送り迎えをしています。

次男の送り迎えに行かないほうは、

長男のお迎えだけ。

 

その朝は夫が保育園に行く日でした。

しかし次男がトコトコと私のところに来て、こう言いました。

 

「パパが、きょうはママといって、って。」

 

寝ている夫のところへ行くと、

 

「体調悪いから、行って。明日代わるから。」

 

私はその日、朝からあれをして、これをして、

そのころには〇時で、よし!と

スケジュールを組んでいました。

それを直前で壊されたこと、

そして夫の説明の言葉が少なかったことに腹を立てました。

 

前の晩、

「なんか気持ち悪いな。」

と言いながら、

山盛りのご飯を食べていたのを見ていたので、

私の予定を壊すならちゃんと説明して欲しいと思いました。

 

だから腹を立てましたが、

体調が悪いなら仕方ないと思い、代わりに保育園に行くことにして、

着替え始めました。

 

するとひとりで勝手に玄関の外に出る次男。

いつも以上に次男にキツク当たってしまいました。

 

でも、次男の冷静な言葉で我に帰りました。

 

「ママ、キョーレツにおこってるし。」

 

・・・

・・・

 

「ごめん。次男クンは何も悪くないね。

次男クンに八つ当たりしてた。ごめんなさい。」

 

何度も謝り、もうしないと約束しました。

 

「いいよ。」

と許してくれた次男。

 

夫への怒りは収まっていないものの、

次男は一切悪くないので、

いつもの通り自転車で会話しながら保育園に行きました。

『ダメ母』だと書きましたが、

実は『ダメ母』だとは思っていません。

いや、というか、

母がダメだっていいじゃないか、という意味です。

 

とにかく『母』に完全を求める圧がもの凄いです。

もちろん私も、そんな圧を無意識に発してしまいます。

 

↑の私の行いは、

『母』としてダメなのではなく、

『人』としてダメなので、

反省し、謝罪し、自分を戒めています。

 

だから、

『お母さんなのに、こんなんでごめんね。』

とは思いません。

 

『私も不完全だな~…ふ~…反省、反省。』

と思います。

 

『お母さんなのに…』

これは、

子供と家族のためにすべてを犠牲にし、

自分で自分の人権を切り刻んでお味噌汁に入れることと地続きだと思います。

 

たびたび話題にして申し訳ないですが、

先日自死を選んだ女優さんに対して、

『最大級の育児放棄』と言っている人を見たんです。

 

亡くなってもなお、彼女は『母』お面を付けられているんです。

 

彼女は、母である前に女優さんで、

女性で、人です。

 

人ひとりが、何かの辛さを抱えきれずに悲しい決断をしてしまい、

命が失われてしまった時、

その辛さや、その喪失ではなく、

『育児放棄』と表現されること、

 

そこに、

世の中の『母』に対する圧の大きさと分厚さを見ました。

 

残された子供はもちろんかわいそうです。

 

でもきっと、父親である男性が自死してしまっても、

『育児放棄』だとは思いつきもしないと思うんですよね。

 

私も母のひとりなのでね、

『私』という人の個性や好み、思想を無視して、

『母』というお面を急にかぶらされることがあると、

たまに感じるんですよ。

 

『母』にもいろんな母がいますし、

『母』は決して完全ではないし、

『母』は何でも許してくれるわけではないし、

『母』だって失敗するし、

『母』にも自分勝手な欲求がありますよね。

 

子供はムッチャムチャにかわいいです。

自分の手から食べ物を食べて大きくなっていく様を見守ることは、

とても素晴らしい経験です。

 

でもだからと言って、

『母』という窮屈なお面をかぶることは嫌です。

 

私なりに最大限、彼らにとって良い環境とケアを提供しますし、

それは確かに、私が彼らの『母』だからですが、

私は私なりの『母』であり、

あなたもあなたなりの『母』であり、

どこまで犠牲にするのかその線引きは、自分で決めます。

 

お味噌汁の具は、お豆腐がいちばん好きです。

 

 

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