『言い方』ってすべてなのか。お母さんのお陰と、お母さんのせい。

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

私は掃除が嫌いです。

キレイだと確かに気持ちいいけど、

そこまでじゃないのか(苦笑)

でもさすがに換気扇の油がYABAIかなと、

夫に試しにお願いしてみたらやってくれました。

「ありがとう!」とやってもらいました。

 

いろいろ外してきれいにしてくれた後、

元通りに戻すとき、まごつく彼。

いろんな部品と格闘しています。

 

「ママー。」

何度も呼ばれました。

 

でも、やってくれているわけなので、

普通の私なら、

 

「じゃあそこから代わるよ、ありがとう。」

 

と代わるか、

もしくは彼の様子次第ではそばで見守りながら、

必要に応じて手伝います。

 

しかしこの日、前日の彼の『言い方』に私はひどく

腹を立て傷ついていたので、

彼と同じことをし返しました。

 

「もうどいてどいて。

あとやるから、どっかいって。

こんなもんがなんでできないの?

なんもできねーな!(←夫の口癖)」

 

「ああ、なんもできねーよ!」

 

と返す夫は笑っています。

 

笑うんかい!!!

うーん、なんか、

『言い方』のレベルを合わせるのって難しいなと。

 

彼のレベルの『言い方』は、

私にはちょっとキツ過ぎます。

いちいち傷つくし、彼のことを嫌いになりそう。

『夫が好き』の気持ちを少しずつ削られるようです。

でも夫は、同じレベルの言い方をしても笑っています。

 

いや、難しい。

 

「なんて言い方するのっ!」

 

母によく叱られました。

反抗期だろうが、母は根気よく、同じことを何度も何度も、

何度も何度も言い聞かせてくれました。

声を多少荒げることはあっても、

決して手はあげず、ただ静かに言い聞かせてくれました。

もうホント、何度も何度も。

 

確か12歳ころ。小学校高学年だったと思うのですが、

母とふたりでバスに乗っていて、

窓から見えたアジサイの花を見て母が言いました。

 

「きれいね~。」

 

反抗期の私は、こう返しました。

 

「それで?」

 

しばらく考えていた様子の母、

いま思うと母の気持ちがよくわかります。

うまい返し方でした。

 

「最近の子は、『きれいね~』にそんな返し方をするの?

どういう気持ちでそう言うの?」

 

そう言われると私も考えてしまい、

 

「じゃあどう返すの?」

 

「きれいね~、って誰かが言ったら、

そうだね~、きれいね~。でいいんじゃない?」

 

そうやって育てられるともう、『言い方』が気になって気になって

仕方がありません。

語彙や文章を使って、

相手の気持ちを害さない言い方をしなさいと、

すり込むように教えられたし、

つまりそういう文化の中で育ったので、

夫の『言い方』には、

怖い→悲しい→腹立たしい→悲しい→傷つく

と、毎回毎回同じように感じます。

 

でも、そうだな、

例えば体の中から『魂』を取り出せて、

それを見せられるなら、

夫の魂が私のそれより『キタナイ』わけないと思います。

 

夫は優しい人です。

なのに『言い方』で私を頻繁に傷つけます。

 

『言い方』って『すべて』なのか。

うーん・・・すべてではないけど、

私としては少なくとも8割は言い方、な気がします。

 

ま、40越えた夫はもう仕方ないのですが、

やっぱり私は息子たちに、

『言い方』をすり込むしかないと思っています。

 

母にされたように、

何度も何度も、「わかった」なんて返事をされなくても。

 

女は共感を求めるとか、

男は論理的とか、

もうそういう話じゃないと思うんです。

人と人の話だと。

 

女性のほうが確かに『言い方』に気を付ける人が多いと思いますが、

男性でもたまにいます。

私はそういう人と話すと、

なんだろう、『言い方』ひとつで『知性』とか『包容力』とかを感じます。

 

「母ちゃんはいちいちうるせーんだよ!」

 

って言われる気満々です。

 

 

 

☆親バカ☆万歳〜ッッ!!!!

子育てのつ・ぶ・や・き

夫婦、夫、妻

 

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