あの『冒険』を思い出す

B!

 

おはようございます。みゆきです。

11歳と9歳の息子ふたりを育てています。

 

18歳~留学をしました。

1996年~なので、

もはや何年前かはよくわかりませんが、

日本で生まれ育った私は、単身アメリカへ行ったのです。

 

英語なんて授業でやっただけの状態だったので、

文字通りの手探りなんですがね、

1年、1年半くらいかな。

だんだんと、その手探りにも一定の

確固たる手掛かりができ始めるんですよね。

 

他愛もない会話だったら、

このフレーズから始めればいい、とか、

授業の内容は聞き取れるようになったりとか。

もちろん、間違い、勘違い、聞き違いをしない日はないんですが。

 

試行錯誤の冒険の日々です。

 

例えば友人(アメリカ人)と一緒にスーパーへ買い物へ行きます。

 

ふたりでひとつのカートを転がしながら

ウォールマートの中を歩きます。

この前食べておいしかったものを見つけて、

カゴに入れます。

しかもちょっと安い。

 

それに気づいた友人が言います。

 

「それ美味しいよね。

いくら?」

 

「1.99」

 

「うそ!そんなに安くないでしょ?」

 

「うそじゃないよ。

$1.99だよ。」

 

「うそだー

戻ってみよう。」

 

戻ってみると、やはり値段は $1.99

 

これはもしや!

あのフレーズを使えるタイミングでは!?

前に誰かが使っていたやつ。

まだ自分で使ったことないやつ。

いまだ!

 

「 See! 」

 

日本語で言うなら、

『ほらー』とか『でしょー?』とかそういう感じ?

 

アメリカ人の友人が使っていて、

『なるほど、今度使ってみよう』と

虎視眈々と機をうかがっていたフレーズ。

やっと使えた。

でも、使う場面、合ってたかな…?

 

そのまま友人が

「ほんとだ」

と何もなかったように場面が移り変われば、

私の使い方は正しかったということ。

 

ドキドキ…

 

「ほんとだー

1.99だー。安いじゃん。もうひとつ買おう。」

 

わーい。

またひとつ使い方をマスターしたぜー。

 

 

こんな冒険の毎日。

そんな日々を思い出した、昔から大好きな人の本。

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ロシア語通訳者の方のエッセイなのですが、

通訳の話、異なる文化圏の話、ロシア文化の話。

私の身の回りには無いものばかり。

でも、無性にワクワクする。

 

彼女の文章がとても好きなのです。

 

こちらの、食べ物と文化のめくるめく『冒険』に関する本も好き。

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言葉って、意思疎通のためのツールなのだけど、

筆者の方が言うように、

その国、その言葉を話す人々の文化を内包しているものであって、

言葉を学ぶこと自体も、

その言葉を使うことも、

やっぱりある種『冒険』だと思うのですよね。

 

 

人が話しているのを聞いて、

『そうやって使えばいいのか!』

とひとり心にメモをして、

ここぞという時にそのメモを持ち出して繰り出す、

初めての言葉。

 

ロシア語なんて

単語ひとつすら知らないけど、

ワクワクする言葉と文化の旅。

 

本の醍醐味。

 

 

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お忙しいところすみません。。


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