嫌なことをイヤダと言うか、言わないか。5歳長男の恋の行方。

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

5歳と3歳の息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事や世の中のことなどについて書いています。

 

5歳長男、好きな女の子がいます。

Aちゃん

とします。

基本的に保育園のクラスの子たちとはみんな仲が良いようなのですが、

Aちゃんのことは特に好きみたいです。

家も近く、誘い合わせて遊んだり、偶然会ったりもするAちゃん。

 

最近我が家は毎週末プールなのですが、

「どの子を誘う?」

と長男と相談します。

 

そして長男が、

「一度でいいからAちゃんだけとプールへ行きたい。」

と言います。

 

Aちゃんのママ曰く、Aちゃんもそれでいいとのことで、

先日晴れて、Aちゃんとプールで遊びました。

 

偶然ほかのお友達もいましたが、

基本的には数時間、Aちゃんとふたりで楽しそうに遊んでいました。

 

実際は、意外に活発でひとりで行きたいところへチョコチョコと走って行ってしまうAちゃんを

終始、長男と親たちが追いかけ回していました形でした。

 

そのAちゃん、

活発で、意外に物おじしない、とてもかわいらしいお子さんなのですが、

特徴として、

『嫌でもあまりイヤ!と主張しないタイプ』なのだと思います。

 

例えば長男のように、

『帰りたくない!』

と泣き叫んだりもしませんし、

ママ曰く、

『もめ事や争いごと、競争などが苦手』とか。

 

いろんな子がいますからね、それでいいんです。

昔の同僚を思い出しました。

5歳くらい年上の男性でした。

ブラックな制作会社でしたが、みんな若さを頼りに働いていました。

 

残業代とか有休とかいう制度自体なく、

緩さと理不尽さの両方がありました。

 

そんな彼、大多数の人が

「嫌です。勘弁してください。」

と言うことも、笑ってやり過ごす人でした。

 

ユーモアもあり好かれていましたが、

当時の私には不思議でした。

 

「なんで嫌だって言わないんだろう?」

 

でもある時気づいて、本人に聞いてみました。

 

「もしかして、どれだけ嫌でも、『イヤダ』って主張することのほうが、

あたなにとってはストレスなの?」

 

そうしたらその男性、ハッ!とした顔でこちらを見て、

 

「わかってくれたの!?

そんなこと言ってもらったの初めてだよ。

そうなんだよ。そうなの。

嫌でも、嫌だって言うことのほうが、オレにとっては嫌なの。」

 

なるほどね~、と。

そんな人もいるんだな、って。

それも含めて『多様性』であり、あるがままでいいんだよな、と。

長男の大好きなAちゃんも、

長男のちょっかい、次男のちょっかいに、

「やめて。」

とは言いません。

 

ふわっと、サラッとかわすというか、逃げるというか。

 

『嫌なんだろうな』と思い、

私が息子たちを制止しますが、

 

長男よ、

君の恋の行方は大変かもよ。

 

「Aちゃんに好かれるにはどうしたらいい?」

 

以前長男が、私に聞きました。

 

難しい質問でした。

相手は6歳の子供。

でも、この年齢の精神年齢には男女差も個人差もあると思う。

 

そしてAちゃんは、何が好きで何が嫌いか、あまり主張しないのでわかりにくい。

 

「Aちゃんの、ママに聞いてみたらわかるかな~?」(by 私)

 

いや待てよ。

嫌なことをイヤダと言う、言わないに限らず、

意図して異性に好かれるというのは、

いずれにしてもなかなかに難しいことだったような。

 

あっちのプールへ行きたいAちゃんと、

いま居るプールでAちゃんと遊びたい長男がいて、

 

なんとかいまのプールに留まらせようと、

「じゃあ僕、ひとりで迷子になっちゃおうっと。」

と子供っぽく拗ねる長男に、困るAちゃん。

 

「自分がどう遊びたいのか、も大事だけど、

Aちゃんがどう遊びたいのか、も同じくらい大事じゃない?」

 

と口を出してしまったのが、良かったのか、悪かったのか。

 

Aちゃんを追いかける長男を、慌ただしく追いかける私。

 

ま、既に親の言うこともやることも、長男の眼中にはないのでしょうか。

 

ガンバレ。

人間関係に揉まれて、良いヤツになってね。

Marmalade Sky@Neutral

 

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