『営業』なんて誰にでもできると思っていましたが、そうでもないのか

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

システムエンジニアの夫、相変わらずの在宅勤務です。

それこそITの会社なので(夫はフリーランスですが)、

リモート接続やらはお手の物ですよね。

 

家にいるとはいえ、私も夫も結構ガチガチに仕事しています。

 

そして先日夫が、パソコンと睨めっこしてこう言いました。

 

「明日急に会社来れる?って言われちゃったんだけど、

どう思う?」

 

なにかネットワークのトラブルのようでした。

 

会社に行くのはやぶさかではないけど、

急に明日来い、って言われると嫌だよね、わかる。

 

前とは事情が違うにせよ、感染者数も増えている時期。

電車に乗って通勤するのも気が進まない。

 

「やだなー。ヤダ、って言っていいのかな。」

 

いや、ダメでしょ。

 

『出社できるかできないか、と言われたらできますが、

感染者数も増えている中、電車に乗って会社まで行くのに

若干の不安は感じます。

ネットワークの問題も、リモートで解決できると嬉しいのですが、

いかがでしょうか。』

 

後ろで私が口頭で言いながら、

おそらくそれをほとんどそのまま、

返信する夫。

 

リモートで解決できることになりました。

会話(メールかチャットか)はそのまま続き、

その問題で仕事が遅れるなら、

その分の遅れは、

残業やら休日の作業で巻き返してね、

的なことを言われたらしく、

またも、

 

「どう思う?」と。

 

俺のせいじゃないのに、なんで俺がそのために

残業しなきゃいけないのかと。

そもそも子供がすぐ帰ってきちゃうから、

残業とかムリだし。

 

なんて返したらいいかわからないと言う彼。

 

『最大限の努力と調整はするつもりですが、

こちらとしても不測の事態ですので、

ご理解やサポートいただけると助かります。』

 

またも返信文を私が考えて返す彼。

 

「そうですね。他の人とも調整しましょう。」

という返事が来ました。

 

営業職をずーっとやっていた私にしたら、こんなやりとり、

『普通』です。

 

相手は大抵、

『とりあえず言ってみよう』と

よく考えずに軽い気持ちで言っていることがほとんどです。

それをそのまま『わかりました』と受けるか、

『ムリ!』と突っぱねるか。

選択肢はそのふたつしかないと思っているタイプの夫と、

 

『宙ぶらりん』もしくは、

『そのままなんとなく相手にボールを投げ返しちゃう』

という選択肢も、またその中間もさらにあるということ、

 

『営業』という仕事をしていると

嫌でも身に着くものです。

 

昔、夫と出会ったころ、

私が仕事は営業だと答えると彼は、

 

「俺には営業はぜっっったいにできない。」

 

と言っていました。

 

私からすると、

彼のような技術職や、

実際に手を動かして成果物をあげる人のほうが、

『能力』や『技能』、

そして『向き不向き』の世界だと思っていました。

 

しかし彼から言わせると、

営業も『能力』『技能』や『向き不向き』のものだと。

 

そうかな~・・・

とね、ずっと思っていたんですが、

この↑の件があって、

 

なるほどなと。

 

こんなやりとり、私にしたら『コミュニケーション能力』と

言うほどのものではなかったんですが、

彼にしたら

『こんな大人な回答、俺にはできないし、思いつかない。』と。

『答え方次第で、何もやらずに済んだ。スゲー』と。

 

へ~・・・そういうもんなんだ。

 

もちろん変わらず、

技術職は『技能』ですが、

営業も同じように、

『技能』や『向き不向き』で、

私は比較的営業が向いているタイプなんだなと、

思いました。

 

そしてそんな私には、

彼のようなシステムエンジニアなんてぜっっったいにできないし、

向き不向きってやっぱりあるんだなと。

 

向いていない場所に置かれるのがきっと最大の不幸で、

向いてさえいれば上達もするし、

楽しむことさえできます。

 

システムエンジニアを『向いている職業』だと言える夫は

幸福なことだし、

向いていることはひとつではないので、

私ももっと向いていることに出会いたいなと、

思いましたとさ。

やれやれ。

 

 

 

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