おはようございます。みゆきです。
12歳と10歳の息子ふたりを育てています。
ピアノを習っています。
3歳からエレクトーンを習い始め、
18歳で留学のため日本を離れるまで、
15年間エレクトーンを習いました。
ヤマハで、エレクトーンを教えるために必要な級まで
合格した、ような記憶。
記憶はあやふやですが、先生にそう言われたような。
その後、鍵盤から離れること30年!
2025年からピアノを習い始め、晴れて、
我が老後を全部突っ込める壮大な趣味が出来ました。
引っ越すにあたり、
新しいピアノの先生をネットで探しました。
ピアノの先生のサイトなんて
ちゃんとしたものを作っている人のほうが少なく、
かなりネット上を掘りました。
そして見つけた、いまの先生。
子供たちに混じって、教えてもらっています。
生徒なんて失敗して当たり前で、
上手くないから習いに来ているわけで、
どれだけ失敗しても怒らないし、
ちょっとうまくできると『ああキレイ』と褒めてくれて、
おしゃべりしていてもとても楽しい方です。
彼女の弾くピアノは、なんというか、
簡単に言い表すと、きれいな音なんです。
でもどう言い換えようと思ってもそれはやっぱり、
きれいな音、なんです。
先生は、確か50代。私より少し上くらい。
子供のころからずっとピアノを弾いていて、
高校から音楽専門の学校へ進んで、
音大へ行って、留学して、
伴走者やピアノの先生として、
ずっとずーっとピアノを弾いている人。
なんかね、なんというかな。
これまた簡単に言うと、
味。
味がある演技とか
よく言うじゃないですか。
先生本人は、
出汁
と言っていました。
先生の音には、
彼女が積み重ねてきた50年という年数を感じるんです。
1音1音を、どう鳴らすべきか、どう鳴らしたいか、
ほかにどう鳴らせるのか、
たくさん考えてきた月日を感じる、というか。
例えば8分音符が並ぶ3拍子の1小節があったら、
3拍子1小節ではなく、
2拍ずつ数えて2小節単位で考えてみたり、
音符を2つずつで区切ってみたり3つずつで区切ってみたり、
そうすることで同じ小節が途端に立体的に聞こえたりするんですね。
楽譜を立体的に見て、
いろんな角度から切ってみて貼ってみて、
くるくる回して見るから、
鳴らす音も立体的になるのです。
でもやっぱり、そんなことしていたら、
ものすごい時間がかかるわけですよ。
長年継ぎ足し継ぎ足しして使い続けている秘伝のタレのような、
たくさんの材料を時間をかけて煮詰めて煮詰めた出汁のような。
50年もそんなことをしていたら、
そりゃ出汁も出れば味も出るのでしょう。
いま取り組んでいるのはこの曲。
ショパンの有名なワルツ。
ああ、もう、暗い。滅入る。
美しい。さすがショパン、美しいけども、
でもやっぱり暗い。
途中妄想して、マッチ売りの少女のように幻影を見て、
『ちがう~やっぱりちがう~っっ!絶望~~~!
そして怒りーー!!!ああ、もうガックシ・・・』
そんな曲です。
ずっと練習していると気が滅入るけど、
でもそれでも、
ミ♭→シ♭へ移動するのに
間にコショコショと小さく入っている音符がやっぱり、
さすがショパン。
先生の出汁は、50年の味。
私がどれだけ頑張っても、
絶対に到達しない、秘伝のタレへの道。
多分私は、なんでもよかったんです。
ピアノじゃなくてもよかった。
たまたまピアノだっただけの話。
どれほど取り組んでも、どれほど努力しても終わらない、
だから、安心して取り組める。
安心して全力で取り組める。
そんな趣味が欲しかっただけ。
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