『保育園に預けてまで働く意味』にモヤる その②

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

昨日の記事の続きを早速…

 

(1)自分の幸せを追求することは、子供を含めた回りの人の幸せを追求することと同義であること

(2)自分の幸せを追求する方法は、意義と喜び、双方をもたらしてくれる活動を特定すること

…と来て3つ目です。

 

(3)意義と喜びの双方をもたらしてくれる、それぞれの活動に、正しい量の時間を振り分け、実行すること

この著者の方はラザニアが好きだということで『ラザニア効果』と名付けていましたが、

例えば私なら…『りんご効果』?

 

私がこの世でいちばん好きな食べ物はりんごです。

真夏以外の季節には、我が家のフルーツかごには常にりんごが詰まっています。

毎朝お腹いっぱいりんごを食べるのが私の習慣です。

しかしいくらりんごが好きだからと言って、1日中りんごだけを食べていて満足するか、と言うとそうではありません。

朝ごはんがりんご、というのが私にとっての『正しい量』です。

子育ても同じで、意義と喜びの両方をもたらしてくれる素晴らしい活動なのですが、

人それぞれ、親それぞれにとって、『正しい量』というのがあるのだと。

その『正しい量の時間』を振り分けて実行することが、その人にとっての幸福につながる、ということです。

ここで、最初の(1)を振り返っておきますと、

親である自分を幸福にすることは、子供を幸福にすることと同義であること。

 

 

いくら24時間365日一緒にいてくれても、イライラしっぱなしで、幸せではない親だったら、

子供も幸せではないかもしれません。

仕事が忙しすぎて、子供と一緒に過ごす時間が常に足りないと感じていたら、

それは子供にとっても良くないのかもしれません。

 

何事も、人それぞれ、ちょうどいい量というのがあるのだという説明に、目からウロコがまた落ちました。

子供がいて、当然子供はかわいくて、子育てという活動が意義と喜びにあふれていることは常に感じていて、

なのに子供と過ごす時間を制限してまで働く私って…どういうこと?

という問いに対して、バチコン!とぴったりくる答えを出してくれました。

行こうと思えば、あと1時間仕事の時間を短くして、早く保育園にお迎えに行くこともできる私が、

なぜ今の時間にお迎えに行くかというと、私にとっての『正しい量の時間の振り分け』であったのだと知りました。

子育て同様に仕事も、私にとっては意義と喜びの双方をもたらしてくれる活動であり、

その仕事に割り振り時間との兼ね合いもあるわけです。

 

一度どうしても私も夫も仕事の都合がつかず、土曜日に子供らを保育園に預けたことがあります。

その時は私自身にとって、『子供が足りない』と感じました。

 

念のためですが、これは私にとっての『正しい量』であって、人によって『正しい量』は違います。

私にとっての『正しい量』は、あなたにとっては『正しくない量』である可能性は十分あります。

 

子供の側から見て、何がどう『正しい』のかという考察は今回の本ではカバーされていなかったので省きますが、

これまで一般的に保育園に預けられていた子供たちが普通に成人して幸福な人生を送っていることを考えると、

厳密に最低〇時間というのがあるわけではないとは思います。

とはいえ、その子供によって、状況によって、親の『正しい量』だけでなにもかも実行できるわけではないと思いますが、

とにかく『正しい量』があるのだ、ということを知っただけでも私にとっては大収穫でした。

 

子育てがあり、仕事があり、友人があり、ひとりがあり、家のことがあり、趣味があり、

いろいろな活動がある中で、意義と喜びの双方をもたらしてくれる活動を特定することと、

それらに正しい量の時間を割り振って実行すること。

これが幸福をもたらすのだと定義していたのは、この本です。

 

 

これもまた2007年、11年も前に出版されていた本に、いまになってやっと出会えるという【遠回り感】がタマリマセンねwww

 

読書の時間にも、『正しい量』があると思いますが、 今の私にとっては、

意義と喜びの双方をもたらしてくれる読書という活動に、正しい量の時間を割り振れていません。

それは、子育てというまた別の活動のために、いまは融通しているという状態です。

子育てのために、仕事大好きな私が無理をして辞めたくない仕事を辞めたとき、それは的外れな犠牲になる、ともこの本では言っています。

これも人それぞれ、子育てという活動にもっとたくさんの時間を振り分けたい人は、

仕事を辞めて子育てに集中する、というのも正しい量になるかもしれません。

人それぞれの『正しい量』という概念に、目からウロコでした。

 


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