お給料は10年後に…学資保険など保険で貯蓄のワナ

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

こちらのオシャレブログで拝見した、超簡単なダンボール遊びを真似してみました。

手順をご説明します。

①まずは、大きなダンボールで宅急便が届きましたら、中身を取り出しまして、リビングに置きます。

②中に、子供を入れます。

ダンボールの大きさと、お子さんの大きさのバランスは、あまり気にされなくても大丈夫です。

③次に、クレヨンも一緒にダンボールへ入れます。

以上です。

いつものクレヨン、いつものお絵かきですが、自分がダンボールの中に入って描くとなると、途端に楽しそうです。

もっと大きいダンボールのほうが楽しいかな。

さて今日は、前回予告させていただきました、学資保険や貯蓄性の高い終身保険、個人年金など、貯蓄型の保険と呼ばれているものについてなんぞ。

 

結論から先に申し上げますと、これらの商品は、

『どうしてもどうしても、お金があるとあるだけ使っちゃって、貯金ができねーよー』

という方向けであり、

それ以外の方にとってはどう考えても損です。

またもや、既に加入済みの方にはウルサイだけの話になりますので、そんな方はスルーで…

 

知っていますか?学資保険が保険会社内でなんと呼ばれているか。

『ドアノック商品』

子供がいる限り、教育資金が必要であることはみんな知っています。

だから不安になって保険相談に行きます。

そこでまずは学資保険を売ります。

その上で、「これも追加すればもっと安心ですよ」とほかの上乗せも買わせやすくする、ドアノックのための商品だそうです。

 

会社からこう言われたら、どう思いますか?

「今月から給料は、10年後にまとめて払います。その代わり、1割増しで。」

「いやいやいや…今ください。」

と思うなら、それはなぜだと思いますか?

10年間の間に、何がどうなっているかわからないと思いませんか?

会社があるかもわからないし、自分の貯金が尽きているかもしれません。

でも、学資保険も、貯蓄型保険も、同じ話なんです。

 

 

しかも。タチが悪いのがここです。

満期まで、払い出そうとすると元本割れするところ。

「今月からお給料は10年後に1割増しでまとめて払います。

そして、10年の間に払うなら、6割に減ります。」

いやいやいや…って思います、私なら。

だってお給料って、私のお金でしょ?って。

私のお金を私がもらうのに、なんで減るのさ、って。

でも、学資保険もほかの貯蓄型保険も、そういうことなんですよね。

自分のお金なのに、10年、20年という長期にわたって、元本割れする期間があるという理不尽。

決して【理不尽】ではない?だって10年後には増えますから?

なるほど。しかしその増え具合って、10年、20年の元本割れ期間に見合うほどですか?

10年待って110%…

それって…インフレ考慮したらほぼ同額…?

お金の価値って基本的にはゆっくりと下がっていくものなので、いま150円のペットボトルのお茶も、10年後には150円では買えないはずなんですよね。

あ、あとあれね、

払込期間中に親が死亡したり高度障害を負った場合に保険料が免除になりますから?

ここです。

ここが、保険会社のうまいところです。

そう言われたら、「あら便利~、お得~」と思いがちです。

しかし本来、教育費が足りない、というリスクと、親が死亡する、というふたつのリスクを、くっつけて考える時点でおかしいんです。

「この学資保険ならもちろん教育費にも備えられますし、万が一の時には生命保険代わりにもなって、便利ですよ~」

いやいやいやいや…

 

これ大事なところです。

便利なのは、保険じゃありません。お金です。

学資保険は、生命保険代わりにするには、あまりにも保険料が高すぎます。

 

そしてこれも知っていました?

正確なところはもちろん開示されていませんが、貯蓄型保険を満期まで払い込んで、加入当時に見込んでいた返戻金を得る人は、全体の3割、4割とも言われているそうです。

つまり、6割、7割の確率で、途中で元本割れで解約している人がいるということです。

そりゃ儲かりますよね、当然。

 

じゃあ何が正解なのか。

  1. 学資保険を含む貯蓄型保険には加入せず、まずはせっせと貯金
  2. 貯金しながらインデックス型投資信託を買う
  3. ある程度の貯金が貯まるまで、もしくは子供が20歳までの期間限定で掛け捨ての生命保険に加入する

 

これがいちばん、最終的に手にする資産が大きくなるはずです。

何をしているかと言うと、保険会社、証券会社などに払う手数料を、できるだけ省いてるだけです。

その上で、いちばん簡単でリスクの低い資産運用をしているだけです。

しかし、【1】の貯金そのものが、『どーしてもできない!』という方は、もしかしたら手数料を払ってでも代わりに貯めてもらうことが、最終的に正解になるかもしれません。

とはいえその選択肢も、保険以外の強制的な貯蓄方法があるならそちらのほうがいいわけですが。

保険は金融商品のひとつなんですが、その割には手数料が高いので、やはり最小限に留めるのが賢いです。

 

まぁしかし、長年刷り込まれてきた保険の呪縛から逃れるのは、なかなか難しいです。

 


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