それは本当に『キモチワルイ』のか

B!

 

おはようございます。みゆきです。

10歳と8歳の息子ふたりを育てています。

 

長男(小4)はなぜか歴史が好きですが、

次男(小2)は、

 

折り紙・あやとり・コマ・

そして

が大好きです。

 

最初の3つはもう大人以上に上手く、

コマ捌きはちょっと感動ものです。

 

慣れた手つきで回るコマを紐ですくい上げ、掌に乗せて

何度も何度も遊びます。

 

 

自分の含めてですが、

人の『好き』っておもしろいですよね。

 

『どうしてそれが好きなのか』

 

と聞いても子供は上手く説明できません。

でも好きだということは見ていればわかります。

 

そして虫、ね。

 

次男が2歳ころ、茨城に住む私の両親を訪ねていて、

野原のようなところで遊んでいたんですよね。

野原にはちょうちょがたくさん飛んでいて、

元々虫が好きな夫が一応虫かごを買ってきて。

 

夫が捕まえた虫を入れてあげたりして。

 

そしたら次男が、虫かごを持って、

傾けて、草の上にグイグイやっていたんですね。

 

『なにしてるんだろう?』

 

と思ってみていたんですが、

どうも、ちょうちょを虫かごに入れようとしているらしいと、

わかったんです。

 

2歳なので、蝶の動きには当然追いつかなくて、

だから一見何しているかわからなかったんですが、

蝶を捕まえようとしていたんですね。

 

 

物心つく前、話せるようになる前からずっと、

彼は虫が好きなんです。

 

なんなら、ゴミ捨て場などであの【G】を見つけても、

カブトムシ的に喜んで追いかけて行くくらいに。

 

「ゴ、ゴケ、ゴブリー♪」

 

ってそれはそれは嬉しそうに・・・

 

 

こんな次男がいると、

さすがの【G】は私もいまだに無理なんですが、

それ以外の虫は、昔のように怖がったり気持ち悪がったりすることが、

できなくなりました。

 

虫を【キモチワルイ】と最初に言ったのは、

誰なんだろう。

 

 

私もよくわからないのですが、

私もいつからか、虫を【怖い・キモチワルイ】と思うようになっていました。

 

 

道端で急にバチバチビービービーって動くセミとかを、

大の苦手にしていました。

 

しかし今や、そんなセミを見つけると

嬉々として座り込んで観察する子の親です。

 

「そこにいると踏まれちゃうから、

端によけてあげたら?」

 

と子に助言するオバサンです。

 

 

【今年のキャンプはいつどこへ行くか】

の家族会議の際、

 

「おれ、おれは!あの・・・

この・・・」

 

とあわあわと図鑑をめくり、

 

虫探しをメインにしたキャンプへ行きたいと、

一生懸命伝える次男が、

かわいくてかわいくて(笑)

 

 

カブトムシやクワガタが捕まえられるキャンプ場を探し、

 

「いつごろがいちばん捕まえられますか?」

 

と電話で確認する、

子供の喜ぶ顔が見たい親です。

 

 

以前一緒に小さなカブトムシを見つけたときには、

 

「かっこいいねー」

 

と一緒に観察しました。

 

コアな虫好きの夫と次男は、

カマキリとカエルの地獄絵図のような虫かごを作っていて、

さすがにそれはついていけませんでしたが、

 

こんなに好きな子を前にすると、

 

『キモチワルイ』なんて言えないし、

『果たして本当にキモチワルイのか?』

という気持ちです、いまは。

 

 

『いやいやそれでもキモチワルイよ~』

と仰る気持ちもわかります。

無理して好きになる必要はないです。

 

ただ、ただね、

子供が何かを覗いていて、

『なんだろう?』と一緒に覗いてみて、

 

『わ!キモチワルッ』

 

とは言わないでほしいなと、

思うのですよね。

 

 

『おおうっ・・・!ム、ムシ!!!』

と思っても、

何も言わずに、

その場を離れて欲しいのですよね。

 

 

目を輝かせている子供が

いるのです。

 

【G】ですら、実は汚くないのだと、

人間のゴミの中に入るから汚いだけなのだと

真剣に力説する8歳児も、いるのです。

 

 

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