こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。
息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事などについて書いています。
前回の続きです。
夫のほうも、さすがにほとんど必要以外口をきかなくなった私の変化を感じたようで、
機嫌を伺うような素振りをしたり、そんなメッセージを仕事中にLINEで送ってきたりするようになりました。
その中で私が
「もうあなたに自分の気持ちを伝えようと思っても伝わらないから、もういい。
疲れた。ただただ、疲れた。」
ということを伝えると
「俺だってお前が何を言いたいのか理解したい。」
ということだったので、こちらとしては期待はせず
たまたまその時私が図書館で借りて家に置いてあった
↓の本を、気が向いたら読んでみれば、と言ってみました。
(私は、何か行き詰るとまず本を読んでみる、という行動をとるため
その時読んでいる本が、その時の私の状態を表すんです。。)
すると彼は、予想外にすぐその本を読み
そして帰宅して私に言いました。
「お前の言っていたことがやっとわかった。」
「ハァ?!」という感じでした。
私にしたらその本は、新しい発見はなく、「まあ、そうでしょうねぇ。」という程度でした。
でも彼にしたら
子育てや家事に対して当事者意識を持つこと
変化するしかない妻と、変化しようとしない夫
最終的にいつか離婚されて寂しくなる夫と自由になる妻
自分の母親を含めて
女性が主導権を握って当然であり、正しい姿だと思っていた子育てや家事を
自分も平等に負担することに対して
納得がいった
ということでした。
この本は、「産後クライシス」というテーマのテレビ番組制作の過程で
著者が知り思ったことを書いたものです。
著者は男性ひとり、女性ひとりの合作です。
そして夫は
これからは「手伝う」のではなくて、俺も積極的に子育てと感じを分担する。
まずは自転車に積んで保育園まで持っていける、軽いベビーカーを買いに行こう。
そしたら俺も、毎日送りに行ける。
と宣言しました。
そして数日後には
「積極的に息子と関わるようになって、息子のほうも懐いてくれて
毎日が充実するようになった。」
とまで言いました。
継続しないと意味はない、と言いましたが
それ以来、継続しています。
それまでは、私が家中のゴミを集めてまとめておいて置けば
ゴミ置き場まで運んでくれる、くらいしかしなかったのに
ゴミ・マネージャーに任命し、ゴミ袋を替えるまでのゴミの管理は彼の担当。
キッチン片付けマネージャーにも就任し
ご飯を作るのは私ですが、お皿を下げるところから食器を食洗機にセットして
食器を棚に戻すまでも彼の担当。
ルンバもある我が家では、平日の私の担当は洗濯と猫の世話くらい。
平日は時間的に無理なので、夫の食事も作らず勝手に買ってきて食べています。
朝息子を保育園に連れて行くのも、それまではあくまで私がお願いして
やってくれるというスタンスだったのが
当然のこととしてやっています。
週末も、美容院や病院など必要以外ひとりで出かけることはせず
一緒に公園に行ったり買い物に行ったりするのが
当然と思ってくれています。
なので今の私の心境としては
パパ、大好き。
でもそれまで私が何ヶ月も
なだめたり、説得したり、手紙を書いたり、泣きながら訴えても伝わらなかったことが
本1冊でこうも変わるものなのか。
きっかけとなったこの本に関して姉に話したところ
結局は、「男は男の言うことしか聞かない」ということなのか
という話になりました。
最初から、女は感情的で、論理的に話をしないという先入観があるので
女が自分の気持ち、要望を話し始めたところですぐにフィルターがかかり
まともに話を聞かなくなる。
話している人が男性というだけでまともに聞く耳を持つ、ということなのか。
著者が女性だけだったら、ここまでの効果はなかったのかもしれない。
その理由を夫に聞いたところで
本人も自覚していないような無意識の先入観なのではないか。
理由はなんであれ結果として私の要望は叶ったので
夫に関してはこれで良いのですが、それでもやっぱり、なんだかなぁ…とは思いました。
もし今のあなたの状況に
当時の私と似た点があるのであれば
一度まずは自分で読んでみてください。
そしてできることなら、旦那さんにも読ませてみてください。
以前にも書きましたが、まずは状況を知ることって、やはり意味があると私は思います。
世の中自分と同じようにモヤモヤしている人がたくさんいて
自分の抱えている問題がいかにありふれているかを知ることで
対処法も同時に見えてきます。
やっぱり、せっかく結婚して子供まで産んだんだから
離婚せずに済むなら、そのほうがいい。
そして家族が仲良くお互いのことが好きなら
なお良いと、思うんです。
うちだってこれから、まだまだどうなることか、さっぱりわかりません。
でもひとつの壁は乗り越えたような気がしています。
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