おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
6歳と3歳の息子ふたりを育てています。
昨年もやったのですが、
年に一度、子供たちが自由にお金を使える日をやりました。
金額はそれぞれ2千円。
年に一度がちょうどいい頻度なのか、
2千円が6歳児にちょうどいい金額なのか、
そこはいまいち私もよくわかりませんが、
子供たちのマネー教育的なもの、
5歳ころから始めたいな、と思っていました。
家電量販店のオモチャ売り場にふたりを放ち、
とにかく長男に選ばせ、
次男はそれに合わせたチョイスにしました。
3歳児はまだ自分で判断するのは難しいという点と、
兄弟ゲンカ対策のため。
たまたまなのですがその数日前に訪れた公園で、
小さなイーブイ(ポケモン)のぬいぐるみが落ちていました。
長男はそれを「欲しい!」「持って帰りたい!」と。
「いやいや、落ちているもんを持って帰るのは違うし、
落とした子が探しに来るかもしれないし、置いときなさい。」
ということがありました。
そのせいで長男は、
おもちゃ屋さんに行く前から、
「イーブイを買う!イーブイはいくら?」
という感じでした。
そこで夫と私、長男に説明。
『イーブイを買うお金』と考えるのではなく、
『今後長い間楽しめるものを買うお金』と考えること。
予算は2千円。
イーブイは約¥1,500(ポケモン系は高いね!)
もしかしたら、
いつもはできないガチャガチャを5回やったほうが、
楽しいのかもしれない。
ぬいぐるみじゃなくて、
パズルを買ったほうがずっと楽しめるかもしれない。
イーブイを目的にするのではなく、
長く楽しむことを目的にしてみよう。
おもちゃ屋さんに放つと、
長男がいちばんたくさん、長時間遊ぶのは、
戦隊もののロボットの組み立て。
そのオモチャ以外はそんなに触れる状態にない、
ということもあるかもしれませんが、
結局ずっとロボットを組み立てて遊んでいました。
「さあ、お金を払って帰ろう。」
という時、
「どれにするの?」
と長男に聞くと、
「やっぱりイーブイ!」
(と、次男用のピカチュウ)
各自、自分のお財布からお金を出して、
レジのお兄さんたちに支払い、
おつりを自分でお財布に戻しました。
遊ぶ喜びと、所有する喜び。
欲しかったものを、実際に自分で買う喜び。
経験を積み重ねないとわからないよね。
難しい言葉で言うと、
お金は代替可能なツールであるということ、
何度も教えたいと思います。
料理をしながら思ったんです。
『そういう点では、お金は水に似ているな。』って。
水は、無色透明、無味無臭の『水』の状態で持っておけば、
そのまま飲むことも、
お茶にすることも、
みそ汁にすることも、
煮て野菜やお肉を柔らかくすることも、
お風呂にも使えます。
でも、最初に『みそ汁用』として『だし汁』にしてしまうと、
もうお茶には使えません。
その分量の『みそ汁』が本当に必要なのか、
それは『みそ汁』じゃないといけないのか。
他にもっと良い使い道があるんじゃないか、
最後まで根本的なところを考えてから、
水に色や味を付けないと、
水を無駄にします。
水の量が限られている時、
必要以上のみそ汁ができて、
必要以下のお茶しかできない、なんてことも。
お金も同じで、
最終的な『目的』を果たすためにいくら必要なのか、
それを見極める最後の瞬間まで、
『〇〇代』『〇〇費』と決めずに、
無色透明のお金として持っておくのが、
いちばん効率的です。
子供の学費として〇円
旅行代として〇円
と貯めるのではなく、
無色透明の『お金』を最大限に増やし、
その瞬間、瞬間に、
『目的』を果たすための手段と、それにかかる費用を出すこと。
本来はこれがいちばん、お金を効率的に使う方法です。
子供の場合、まだ広い意味での『目的』を
自分で設定することは難しいかもしれないので、
『楽しむため』
『学ぶため』
『経験するため』
と少し範囲を絞ってあげた上で、
自分で決める機会を作ってあげればいいのか、
そんなことを考えています。
お金に惑わされず、振り回されず、
ツールとして便利に使いこなせる大人を育てられるか、
考えねば。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。