こんにちは、ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
昨日の記事でも書きましたが、私の2ヶ月後の退職に関して、上司が社内ミーティングでみんなに告知しました。
その時上司がみんなに言った、私の退職理由は、
『家庭の事情』です。
うちの会社での普通の人の退職理由は、
『新しい職場で新たなチャレンジをしたいから』
普通の人は、次の職場がある前提での退職ですから。
しかし私の場合、その辺はボカした退職理由でした。
ま、実際次の仕事は決まっていません、と言っているのでそうなるんですが。
上司は実際にワーキングマザーです。
いまは高校生の息子さんを育てながら、会社役員として働いている超多忙なワーキングマザーです。
そんな彼女に退職の理由を聞かれて、こう答えました。
「時間がなさ過ぎて、いまの状態では何のために働いているのかわからなくて、
仕事や職場に不満はありませんが、多分いまの私には、
出勤して、8時間という自分の時間を切り売りして、また帰宅して、
というスタイルの働き方は理に叶わないからです。」
ワーキングマザーの上司は、すぐに理解をしてくれました。
「確かにね~、時間ないよね~そっか~…」
しかし気づいたんですが、
この『時間がなさすぎる』という私の切実な魂の叫び、
ワーキングマザー以外にはいまいち理解してもらえない、
もしくは説明するのがとても難しいのです。
保育園にお迎えに行くため、私は毎日必ず定時で退社します。
時間は17:30。
ワーキングマザー以外の社員にとったら、まだまだひと仕事これから片付けよう、
という時間です。
そんな時間に早々とオフィスを後にして、子供をお迎えに行くとはいえ、
帰宅するのは19:00前。
世の社会人はまだまだ外にいる時間に、早々と家に帰っているわけです。
家に帰って何をしているかと想像すると、子供をお風呂に入れたりご飯をあげたり?
それくらい?
甥っ子や姪っ子の面倒を見たことがある人は多いので、
子供が手を焼く存在だということはわかるけども、
乳幼児がそばにいる状態で、自分のことを出来る時間がない、
という状態がいまいちピンとこないんです。
お風呂に入れてご飯をあげる以外に、
食器を洗う、洗濯をする、次の日の保育園の準備をする、
平日と休日の、家事の総量がどんなもんで、
どんだけの時間を要すのかも、ピンとこないんです。
そりゃそうか。私が介護の大変さがピンとこないのこと、
同じことです。
以前、独身の同僚がこう言いました。
「私ね、時間を有効に使うために早起きしてるんだけど、
よくよく考えたら平日1日の仕事以外の私の自由時間て、
6時間しかないのよ。その6時間で何ができるのか真剣に考えて、
ゆっくり日記つけたり、散歩したり、習い事に通ったり、
これからの人生の時間を有効に使いたいな、って思ってるんだ。」
そこで、私には平日も休日も、自由時間は3時間が限界、
あとは睡眠時間を4時間とかにするしか方法がない、なんて話をしても
彼女の話の論点がずれるだけなので、「そっか~」と聞いていましたが、
やっぱり実際に経験していないことって、人はピンとこないもんです。
子持ち男性に退職の予定を伝えたときも、
「いいっすね~、主婦業ですか?」
と言われました。
いやいや!
起業して社長になって、ヤバイほど稼いでやろうと思ってますよ!
とは、説明が面倒なので言いませんでしたが、
なんというかやはり、
我らワーママ、大変だ大変だ、と言いますが、
それはワーママ同士の話の中だけであって、
それって全然世のみなさんには伝わっていなくて、
いや、それを伝える必要があるかというとそういうわけでもないかもで、
多分ただただ、それぞれが自分の状態を、満足いくレベルに改善することが必要なのであって、
子供が生まれて生活スタイルを変える必要がありましたが、
同じく子供を育てていく過程で、自分の仕事や人生の方向性を変えることになるのが、
子供や家族を持つということなのだと、
再認識したわけです。
そしてそのためには、「なんか違う」と感じたら、
なにが違うのか、
どう違うのか、
どうしたら違くなくなるのか、
自分はどうしたいのか、
これからどう生きたいのか、
という壮大な問いに、
諦めずに答えを見つけ続けるしかないのだな、と。
そんでそれは、いくつかの不正解はあるけど、
正解も無限にある問いなのです。
最近やっとTwitterを始めたんですが、
数名の悶々としたワーキングマザーさんたちとのやりとりがありまして、
私もいろいろと、考えてしまいました。
結婚前から働いている会社で、子供を産んで復帰したけど、
なんだか限界を感じて悶々としている、
ほんの1年前の自分が言っていたことなので、身につまされます。
でもそれも、ワーママ以外の人には、
説明しても理解されにくい、という話でした。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。