こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
営業の仕事をしています。
いまのクライアントの担当になって6年ほどです。
クライアントの中にも担当者がたくさんいるのですが、
その中にひとり、歴代の営業たちを悩ませてきた女性がひとりいます。
たしかものすごいお嬢様の生まれで、頭が良くて優秀なんだけども、
極度のS気質で、重箱の隅をつつきまくって穴をあけて、その穴をまたグリグリ広げて、
すべてビリビリにしてしまうような、キツイ気質の方です。
私は運よく、これまでその方の担当をせずに済んできたのですが、
次男の育休明けにとうとうその方の担当を仰せつかりました。
ガビョーン!!!とは思いましたが、まあ仕方のないことなので、
出来る限りのサービスを提供し、そこまでいじめられることもなく、いまに至ります。
その彼女も年々変わってきているのが大きいでしょう。
特に大きな問題はありません。とはいえデフォルトでキツイ言い方はするし、
重箱の隅が大好きな方なので、簡単ではないです。
そんなキツイお客さんを担当することに関して、同僚の女性がこう言いました。
「大きな声では言えない偏見なんだけども、結婚したことない人って
やっぱり忍耐力がないと思う。」
↑こういう電車見物を30分待つ忍耐力とか?
そう言う彼女は既婚者です。
つまり彼女は、こう言いたかったようです。
『結婚したことのない、忍耐力のない営業では、
そのキツイ彼女とはうまくやって行けなかった』
日々のやり取りがキツイので、確かにある程度忍耐力は必要です。
なるほどね~…と思い、考えていました。
そして確かに、毎日の積み重ねである、これまでの夫との数年を思い返すと、
お互い様でしょうが、忍耐力を問われていたとは思います。
怒ったり、呆れたり、悲しんだり、悩んだり…
それでも簡単には投げ出せない人間関係なもんで、
忍耐と工夫でこれまでの6年を乗り越えてきました。
家電のコンセントの差し方でケンカし、
出かける vs 家でゴロゴロする、で険悪になり、
ズルイ!と離婚を思いつき、
冷蔵庫にあったはずのプリンで殺意を覚え、
それでも最終的には【仲直り】をせざるを得ません。
確かにこれが友人相手であれば、
よほどでない限り、その友人関係を終了させても、
日々の生活に大きな支障はありません。
そういう意味では確かに、先の彼女が言った
『結婚したことない人には忍耐力がない』はある意味正しいのかもしれません。
とはいえ、『簡単には投げ出せない人間関係』は夫婦だけではないので、
親であれ、子供であれ、ルームメイトや親戚、友人や恋人にしても、
長年に渡り、人間関係に苦しみ、工夫と忍耐力でその人間関係を維持したことがある人は、
確かに忍耐力が養われるのだと思います。
よく考えてみると、人間関係以上に人を悩ませるものってありませんよね。
あらゆる悩みも、元をたどると人間関係に起因していたりして。
なのでそんなやっかいなものを長年維持する、という苦行を経ると、
人は忍耐力もつけば、許容範囲も広がると思います。
私自身も、人間関係を維持した経験のなかった20代には、
いまほど自分と違う人のことを許容することなんてできませんでした。
きっと20年後には、もっともっと『なぁなぁ』な人になっていると思われます。
生きるって、修行よね~
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。