リアルな友人や、このブログを通じて、
お金のご相談を何件かいただきました。
現状について伺って、見直すべきポイント、
私の知っている情報をお伝えしています。
そして私が驚いたこと。
それは、
不要と思われる生命保険、
意外にみんな加入しているのね、
ということ。
私も以前、自分の生命保険に加入することを
勧められたこともあります。
いわゆる、葬式代?
そしていざ子供が生まれてみると、
万が一自分に何かあったらどうしよう・・・
と漠然と不安に感じる瞬間はあります。
だがしかし、
私たち日本人は、あえて民間の保険に加入しなくとも、
すでにけっこう手厚いのです。
ま、妻が専業主婦だったり、働けない事情がある場合、
働く夫の生命保険は、
まだ加入する意味があるかもしれませんが、
夫が働いている限り、たとえ夫の収入が低かったとしても、
子供がいれば、妻の生命保険は必要ない、
と私は思います。
そう言っている専門家の人の記事もよく目にします。
保険会社はそりゃ、買ってもらいたいので必要だと言います。
化粧品会社が化粧水の大切さを訴えるように、
セキュリティ会社がホームセキュリティの大切さを訴えるように、
保険会社は保険の大切さを訴えます。
まあ、もちろん、妻が死んでしまう可能性はゼロではないんですが、
仮に万が一死んでしまったとしても、
子供がそのせいでお金に【困る】ことはないはずです。
なぜなら、たとえ専業主婦であったとしても、
妻が死んだら、子供が18歳になるまでは、
夫に【遺族年金】が毎月支給されます。
いいですか、もう一度言います。
もともと働いていない専業主婦の妻が死んでも、
下記の条件を満たせば、お金は支給されます。
※夫の年収が850万を超えない
※夫が再婚しない
※保険料納入期間が保険加入期間の2/3以上の場合
妻が専業主婦の場合、
働いている夫の扶養家族として年金に加入していることになります。
なので、亡くなったら、残された子供に遺族年金が支払われることになります。
その額は月額約8万円です。
(子供ひとりの場合)
そして働いている妻が死亡した場合にも、
もちろん遺族年金が支給されます。
この場合、妻が厚生年金に加入していれば、
↑の専業主婦の妻が死亡した場合より、多い金額が支給されます。
金額にすると、月額約10万円。
共働きで妻が死んでしまったら、世帯収入としては減るでしょう。
でも、それは決して【お金に困る】というレベルではないはずです。
変な話、妻が死んで家族がひとり減っているわけなので、
その分の支出は減るはずですからね。
そしてここからが大切です。
例えばいま35歳のママ(日本人女性)が60歳までに死亡する確率は
3.9%です。
いま100人の35歳の女性がいるとして、
25年後、60歳の時点でもう一度集まったら、
100人のうち3、4人の人が亡くなっているであろう、
という統計が厚生労働省から出ています。
3.9%!低くないな!
と思いました?
私は思いました。
ですが、こう書いたらどうですか?
35歳のあなたが60歳まで生きている確率は
96.1%
高いと感じました。
私なら、60歳までは死なないな、と思いました。
何が言いたいかというと、
『私、死ぬかもしれない。子供に何か残したい。』
と不安に感じたら、
生命保険に入るのではなく、
貯金してください。
あなたは96.1%の確率で、
お子さんが25歳になるまで生きています。
(いまお子さんが0歳だとして)
25歳にもなれば、たとえ母親が亡くなっても、
金銭的にはなんとかなります。
毎月5,000円の生命保険に入ると思って、
無駄にすることなく貯金して、
教育資金や旅行資金として、有効に使ってください。
当然ですが、掛け捨てであれば払込保険料は戻ってこないし、
終身保険の場合、平均寿命より長生きすれば、損をするケースが多いです。
(終身の場合そもそも保険料高っっ!てなります)
いちばん【金銭的に】得をするケースは、
掛け捨ての生命保険に加入して直後に、
交通事故などで即死した場合。
払う金額は少なく、保険料をもらうことになります。
でもそんなことって、
本当に低い確率だと思いませんか?
保険に加入して強制的に徴収されないと、
無駄遣いしちゃって貯金できないとしたら、
保険に加入することで、
無駄遣いのしかたを変えているだけかもしれません。
しかし、
子供が小さいうちに不幸にも亡くなってしまう可能性は、
ゼロではありません。
だからやはり、
【安心】をお金で買う、
という選択肢はなくならないし、
そこまでくると、価値観の問題です。
んー・・・でもやっぱり、
医療保険ならまだしも、
妻の生命保険は・・・やっぱりいらないんじゃないかなぁ・・・
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。