すっかり寒くなってきて、そしたらあっという間に
私の回りに風邪が蔓延していました。
私も漏れなくいただきまして、
先日病欠しました。
そこまで重篤な症状ではなかったので、
家で仕事はしていました。
うちの会社の作法としては、
病欠する日は関係者にメールで連絡し、
オンラインで休暇申請をします。
朝起きて、風邪を感じ、
「ま、今日はミーティングもないし」
と定時前に、上司を含めて関係者にメールを出し、
そのまま休暇申請も済ませました。
すると上司からチーム全体宛てのメールが
「相当風邪が流行っていますので、
自覚症状のある人は無理に出社しないでください。
チーム内には子供のいる人も、家族に受験生がいる人もいます。
社会人のマナーとして、体調が悪いならしっかりと休み、
元気に出社するように配慮してください。
そもそも仕事は効率よく。
日々体を暖かくして、睡眠をしっかりとっていれば、
少々の風邪ならすぐに治る体質になるはず。
既に風邪の方はお大事に。
あ、あと、病欠でも家で少しでも仕事をするなら、
休暇申請は不要です。」
そして私の休暇申請は【却下】されて戻ってきました。
新しい時代の風に、髪をあおられました。
『仕事は効率よく』
『体調が悪い時は無理をしない』
いままでもなんとなくは、言われていました。
しかし、ここまで平易にわかりやすく、
そして具体的に、役員である上司から正式に
全員宛てに言われたのは、おそらく初めてのこと。
この上司は、↓の記事に書いた上司です。
私はこの上司とは、相性はあまり良くないと思います。
いまでもそう思いますが、
でも、この【神メール】にはちょっと涙が出そうになりました。
時代を変えようと、
両足を踏ん張って頑張っている女性の存在に、
感動しました。
外資系なこともあり、みんな数年で辞めていきます。
彼女が退社してしまえば、また違う風が吹くんでしょうが、
でも彼女の功績は大きいと思いました。
苦しくても、辛くても黙って耐えるのが美しい
遅くまで残業している人は偉い
家族より仕事が最優先
そんな、言葉にならない暗黙のルール。
『バカらしい』と思っていても、
大多数の人がそれに倣っていると、
従わざるを得ない場面が出てきます。
そして得てして、【大多数】の人というものは、
実行力と意思を伴う、権威ある人の声
に流される傾向にあると思います。
会社を辞める気持ちは変わらないけども、
新しい風を体感できたことが、とても嬉しかったです。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。