こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
突然ですが、【反芻-はんすう-】って知っていますか?
もともとは、牛やヤギ、羊などが、
一度飲み込んだ草を吐き戻し、
もう一度奥歯ですりつぶして再度飲み込む、
という動作のことを【反芻】と呼びます。
牛やヤギたちが、常に口をモグモグさせているのは、
いつも【反芻】しているから。
そこから派生して、
記憶を呼び戻して、繰り返し考え、よく味わうことを
【反芻する】と言います。
私は物心ついたころから、
家族や友達、同僚に言われたことを【反芻】していました。
誰かに言われて嬉しかった言葉、
とてもショックだった言葉、
それらを何度も思い出しては、口をモグモグさせていました。
いまでも【反芻する】言葉はいくつかありますが、
この、記憶の中の言葉を【反芻する】という作業、
これが【女性脳】特有のものであるということを知りました。
そしてそれは、この本にも書いてありました。
言葉尻に気が回らない【男性脳】と、言われた言葉をいつまでも覚えている【女性脳】。
あの時夫に言われた言葉は、
一生忘れられない、一生許せない言葉として、
私の中に【癒えない傷】として残っています。
夫はもう、
「オレ、そんなこと言った~?」
なんて言いますが、
この言葉は、治りかけの【かさぶた】のように
ことあるごとに疼いて、その存在を忘れさせてはくれません。
【女性脳】の私は、その【かさぶた】をカリカリと剥き続け、
血が滲み、治りかけては疼き、を繰り返します。
しかし代わりに、ダイヤモンドを
取り出して何度もうっとりと眺めるような、
そんな言葉がひとつもらえれば、
それを繰り返しモグモグして
何度も幸せな気持ちを呼び戻せるのも、
【女性脳】なのです。
はい。
やっともらえたんです、ダイヤモンド。
↑の本の著者が旦那さんにもらった
【言葉のダイヤモンド】は
結婚して、一緒に新居に越した日に
旦那さんが言った言葉。
「あ~、もうこれで、一生ひとりにならなくて済む!」
ただの言葉が【ダイアモンド】であるためには、
ふたりの歴史や未来など、
時間の蓄積を感じさせる言葉であることが
必要なんだそうです。
詳しい定義は本を参照いただければわかりますが、
「好きだ」とか「愛してる」とか、そういうことではないんですな。
例としては、
「もう君の味噌汁を食べ続けて30年になるんだなぁ・・・」
というような言葉。
「美味しい」とか「ありがたい」とかも必要ないんです。
この発言だけで【女性脳】は、
あの時にはあんなことがあって、あの時のあの経験は大変で・・・
と、どんどん勝手に連想します。
これからの私の仕事、
家族の未来について、建設的に話し合った後のことでした。
ソファの上で家族4人でじゃれあっていて、
その時夫が、4歳の長男に向かって言いました。
「XXくん、パパはね、ママを見つけたの。
XXくんも将来、誰か見つけないとね。
パパは、ママを見つけたの。」
ハイッ!!!
いただきましたー!!!
大切にしまっておきます。
ひとりで何度も取り出して、
モグモグしながらニヤニヤします。
でもできることなら、
何個も欲しいです。
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