他愛ないウソをつくようになったのは

 

おはようございます。みゆきです。

11歳と8歳の息子ふたりを育てています。

 

長男11歳。大きくなりました。

きっと比較的言語能力が高く、

理解力も説明力も割と高めな子です。

(あくまで次男と比較して、ですが…)

 

その割に口数は少なく、あまりしゃべりません。

 

特に心配するようなこともなく成長してくれていますが、

少し前から、些末なウソをつくようになりました。

本当に些細なこと。

でも、後からそれがウソだとバレるようなことがあります。

バレなければなんてことなかったようなことでも、

 

『ウソだったのか・・・』

 

と思うと微妙な感じに。

 

そのたびに夫が、ひどく怒ります。

 

「ウソはつくな!」

 

なんというか、とにかく繰り返し大きな声で言って、

子供が言い訳しようとするとその口をふさぐようにまた、

 

「ウソはつ・く・な!」

 

と言い、

 

子供がまた言い訳をすると

 

「そんなの言い訳だろ!」

 

と突っぱねます。

 

この方法は絶対違うと思うので、

何度も割って入り、夫とも子供たちとも話し合っています。

 

 

ここでちょっと話が飛ぶんですが、

2011年のこと。

 

そう、東日本大震災のときの話です。

 

私自身はちょうど地震が起きた時にアメリカにいたので

地震自体は体験していませんが、

(姉を訪ねて遊びに行っていた)

帰国して、しばらく自宅待機になり、

会社のパソコンを家に持ち帰り、

たしか1週間後くらいに出社したときのこと。

 

まずは全社ミーティングがあったんです。

外国人の役員たち(外資系の会社でした)はほぼ

母国に帰国していた中、

アメリカ人の社長は日本に残っていました。

 

そんな社長が、まず今後の就業について説明します。

そして言います、いつものように。

 

「何か、質問、コメント、感想、なんでも、ありますか?」

 

シャイな日本人、こういう時は手を挙げないこと、

もう社長も知っていますが、

従業員には外国人もたくさんいたので、

外国人たちが手を挙げます。

 

多分アメリカ人か、ヨーロッパ系か、

若い男性の従業員が手を挙げて言いました。

 

「地震がすごく、こわかった。

僕は地震のない国から来たし。

特にビルの25階っていうのがすごく怖かった。

それでこれからも余震も地震もまたあるかもしれないのに、

それでもまた25階で働くっていうのも、

すごく怖いんですけど・・・」

 

 

20代かそこらの、いち従業員が、

社長に、全社員の前で、言ったんです。

 

『怖かっただろうけど、

いまここでそれを言って、どうにか…なるか?

どうにかして欲しいわけでも、ないでしょうに。

そんなことを、全社員の前で社長に、言う?』

 

正直、そう思いました。

 

でも社長は、普通の顔をして、こう返しました。

 

「いやたしかに、怖かったし、

25階は本当に揺れましたね。

でも申し訳ないけども今のところ、

ここからオフィスを移す予定はない。

ただしその気持ちは、すごくわかるし、同じ気持ちです。」

 

 

いや~・・・

THE 文化の違い。

 

このときすごく、思ったんですよね。

日本人て、

『言っても仕方ないこと』

を言うと、

 

「そんなこと言っても仕方ないだろ!」

 

って返す、返される文化じゃない?

そんなことない?

私の周りだけ?

 

日本文化にも、欧米に勝るところはたくさんあるけど、

この部分は見習うべきだなと、思ったんですよ。

 

『言っても仕方のないこと』でも、

言えば受け止めてもらえると知っていれば、

とにかく言うんですよね。

 

『言っても仕方ないことだろ!』

と返されると知っていたら、

そりゃ言わないんですよ。

 

 

子供の言うことなんて、

『言っても仕方のないこと』ばかりです。

でも私たちはきっとそれに慣れ過ぎていて、

頭ごなしにはねつけ過ぎなんじゃないか。

 

「だって・・・」

 

の先にある子供の言い分も、

どんなことでもまずは、

 

「そうか、そう思ったのか。なるほど。」

 

と受け止めることって、

思っているよりも大切なんではなかろうか。

 

違うかい?

 

 

 

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