見逃すべきか、子供のズル

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

7歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

相変わらず大活躍のポケモンカードです。

 

基礎デッキを500円で売り、

追加のカードを無限に作って5枚ずつなどで売ったり、

付随するグッズを売ったり、

いや~、この販売手法の沼は一度ハマってしまったら

なかなか抜け出せませんな。

 

お金をかければどんどん強くできますが、

一気に揃えて強くしてもつまらないので、

我が家ではたまにメルカリで100枚300円!みたいなのを買って、

ワイワイ騒いで楽しんでいます。

 

主に長男と次男が対戦するのですが、

当然長男のほうが強くなります。

とはいえ、運任せに出るカード次第では次男にも勝つチャンスがあります。

 

そんなカードゲーム、

私と対戦中の長男や、

長男次男で対戦中の双方、

ごくたまになんですが、

ズルをしようとします。

 

欲しいカードをいちばん上に来るようにシャッフルする、

という初歩的なズル。

 

まだ幼いのだなと思うのは、

長男も次男も、ズルをしようとしているときに、

独特の表情で、私の顔をチラッと見るのです。

 

大人が見ればあからさまな、見逃し難いズル。

 

「ズルはダメー。」

 

私はすぐに毎回指摘して正してきたのですが、

今日はそれについて。

私も、明確な記憶はありませんが子供の頃に絶対なんらかのズルをしたはず。

でも、ズルをして勝ってもおもしろくないこと、

気持ちよくないこと、

バレたときの面倒と天秤にかけるとズルするのは割に合わないこと、

そんなことを、経験から学んで、

自分で結論に至ったわけです。

 

ズルをしてもいいことひとつもないと。

 

ポケモンカードならズルしてもしなくても、

勝っても負けてもなんてことないんですが、

(子供は泣いて悔しがりますが)

例えばそれは、カンニングにも通ずるものがあります。

 

なんらかのテストでカンニングすると、

バレたら相当に面倒なことになるテストだってあるわけです。

 

本来まっとうに行けば、

カンニングする労力を割くくらいなら、頑張って勉強すべし。

そう腹落ちさせるものなのですが、

そうもいかない人、ときがあったりするので、

だからカンニングはいまだに絶滅しないわけです。

 

 

「ズルして勝ったってつまんないよ。」

 

私はそう言ってズルをその場で咎めてしまうのですが、

その場では見逃して、

そのまま勝つなら勝たせてしまい、

彼らの心の中で起こる何かに任せてみてもいいのかなと、

思ったわけです。

 

『ズルして勝ってもつまんない。』

これって、言葉で説明するというよりも、

自分で体感することでしかないですよね。

 

正攻法で勝ったときと、ズルして勝ったとき、

その差なんて言葉で説明するより、

体感するしかないですよね。

言葉で説明したところで、経験には勝りません。

 

だから見逃してみようかなと、思っています。

 

でも、まだ拙いので、すごくあからさまに私の顔を見てくるので、

それを見逃すのもなかなかどうやろうか。

 

とはいえそのうち、私の目の届かないところで

お友達とカードで遊び始めるだろうし、

私が見逃さなくてもお友達相手にズルをして

さんざん体験してくるのでしょうが。

 

 

いやでも、『ズル』にもいろんなレベルがありますね。

例えば飲酒運転。

普通に飲んでいたら昔でも今でも運転しようなんて思いませんが、

コップ1杯のビールだったらどうでしょう。

 

お酒を飲んで運転することの是非と、

罰則の厳しさはまた別の基準として存在していて、

この場合『ズルをして体感』、なんて話ではありません。

 

例えば若いうち、20歳かそこらで、

飲酒運転が起こしうる『いろんな不幸』をちゃんと理解するなんてできないはずで、

そうなるともはや、

罰則の助けを借りて、致命的ダメージを避ける、

ということなんですよね。

 

 

だからこそ、致命的でない『ズル』は、

身を持って体感しておくべきなのかもしれません。

 

うん、ポケモンカードのズルは、

積極的に今のうちに見逃していくことにします。

 

 

 

 

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