
おはようございます。みゆきです。
11歳と9歳の息子ふたりを育てています。
ウォーキングやジョギング、
買い物の際に、便利に聞いています、Audible
本も相変わらず読んでいますが、
耳で聞くのは、エッセイが好きです。
で、でね、
気に入って聞いていた作家さんがいたんです。
『こじゃれた雑貨屋さん』
みたいな、軽快で、当たり障りのない、
そんなエッセイが気に入っていて、
よく聞いていたのね。
(ここでは紹介していない作家さんです)
そしたら、
こんな一説が出てきて、
モヤモヤ・・・
(状況:知り合いに頼まれて、
10歳ころの子供を数日間預かった作者さん)
私に子供はいないけど、
もし私が母親になったら、
基本、放任である。
歯を磨かなくて、痛くて困るのは本人。
夜更かしして困るのも本人。
私は『口うるさい母親』にはならないだろう。
えー・・・
そんなこと、書いちゃうんだー・・・
それまでずっと、
旬のアスパラが美味しいだのと、
平和な世間話みたいなことだけ書いていたのに・・・
それを求めて、聞いていたのに。
私も昔は、そんなことを思ったり言ったり
していたと思います。
なぜ人が、
親になったこともないのに
『私が親になったら』と思ったり言ったりするのかというと、
自分が親に育てられた経験があるから、
そして、
世の中に『親』という存在が溢れていて、
みんな普通のこととしてやっているから、
なのかな。
だって、
『私が社長だったら』
『私が医者だったら』
なんて言ったら、
『やったこともないくせに』
って思う人、多いと思いません?
なのに親だと、
みんな普通の顔して言うんです。
私も言ってたし。
でも、親になってみると
それが言うほどシンプルな話じゃないということを
知るじゃないですか。
歯磨きをしなくて困るのは本人。
これを実際にやってみたとしましょう。
歯を磨かないと、虫歯になりますね。
虫歯になるまで、しつこく、きつく言わずにいたとしましょう。
「歯が痛い」
と言い始め、
じゃあ歯医者さん。
予約するのは親である私。
付き添うのも私。
子供の予定と自分の予定を調整して、
歯医者さんに連れて行きます。
でもそもそも多分、
『行きたくない』って言うでしょうね。
それはさすがに、なんとか連れて行きますかね。
それとも、痛くて我慢できなくなるまで放っておきましょうか。
夜になって『痛い痛い』と騒がれても困るので、
やっぱり頑張って連れて行くしかないですよね。
そんで、虫歯の治療って大体、1回じゃ終わらないですよね。
2回、3回の治療を、予約して、調整して、付き添って。
やっと治った!
と思ってもまた、
歯を磨かないのが子供じゃないですか?
「この前それで虫歯になったんでしょう!?」
と言ったところで、
それでもやらない子がいるんですよねー。
世の母親も父親も、
『困るのは本人』と、
放っておきたい気持ちはあるんです。
その気持ちの程度に差こそあれ、
みんな思ってると思います。
それでも放っておかない時は、
そこに理由があるからなんです。
『口うるさい親』
もちろん、過干渉だったり、
うるさすぎる親は、いるんでしょう。
それはそれで、その親や家族関係に、
課題があるのでしょう。
でもやっぱり、
『口うるさい母親』と簡単に括ったり、
『私が親だったら』と、
おしゃれに手短に語らないでほしかったな~と、
お気に入りの作者さんだったのに、
しょんぼり。
きっと彼女の本意も、
彼女なりの状況があってのことだったかもしれない。
それならそうとちゃんと説明して欲しかったし、
『アスパラは軽くゆでて塩コショウだけ振って、
あとはオリーブオイルで』
と同じトーンで、語ってほしくなかったなー。
残念、無念。
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
更新の励みにさせていただきます。
いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。