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おはようございます。みゆきです。
7歳と5歳の息子ふたりを育てています。
5歳次男。とにかく登る。
交通標識に登るのだけはやめて。
公園にたまにある、大人用の大きな鉄棒がありますよね。
大人が背伸びして手が届くような高いやつ。
あれの縦の棒を登り棒のように登って、
高い上の棒にぶら下がって、
横へ移動して、反対側の縦の棒から降りてくる。
それをね、もうずっとずーっと何度も繰り返していたんですよ。
『すごいなー…』
と思って見ていました。
ヒョイヒョイヒョイって。
体を動かす喜び?
私も昔覚えがあります。
そして子供用の鉄棒にもかじりつき、
豚の丸焼きとかやっていて、
そしたらそのうち、
『・・・あれ?それもうちょっとで逆上がりじゃない?』
と思いまして、
「できるんじゃない?」
とちょっと適当に教えました。
腕は曲げたまま、とか、
地面を蹴る!とか、
適当に素人が教えまして。
途中で夫と交代して、ほんの15分ほど。
「できたー!」
5歳、逆上がりをマスター。
できた!
の感覚をかみしめるように、そのあともずっとくるくると回っていました。
「すごいすごい!」
私も夫も興奮して動画を撮りました。
でも私はこの時は、
本当は「すごいすごい」と盛り上がりたかったのですが、
長男のフォローに徹することにしました。
小2長男はまだ、逆上がりができません。
というかそこまで練習したこともなく、
本人も興味を示さないので教えたこともなく。
兄弟がいると特に、
そして兄弟じゃなくてもお友達であっても、
できること、できたこと、うまいこと、得意なことは当然ですが褒められます。
でもそれを回りで見ている子供の視線や気持ちが、
私はすごく気になってしまいます。
それは例えば、逆上がりができた5歳と、
できない7歳。
逆上がりをし続ける弟を、
ぶすー・・・っとした表情で見やり、
目をそらし、また少し見ます。
年下の弟はできるのに、俺はできないということ。
別に鉄棒なんて好きじゃないし、
あんなのできなくたって・・・
そこに『大人のことば』をあえて添えることは、
もしかしたら余計なことなのかもとも思ったのですが、
こう言ってみました。
「次男はたまたま鉄棒が得意。
でももしかしたらボールは長男のほうが得意、かもしれない。
得意なことと得意じゃないことはある。
得意なことだけをしてもいいし、
苦手なことを挑戦してできるようになることもできる。
挑戦してもできないこともある。」
無言で聞いていた長男。
「長男はボールがうまい!」
そう言ってボールで遊んでいました。
一方の長男。
こちらは何も、何も言わないのに、
暇なときに漢字の練習をします。
漢字や言葉の意味を聞かれることも増えてきたので国語辞典を買いました。
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調べ方を教えたら食い気味で乾いたスポンジのように吸い上げ、
勝手に使い始めました。
前からわかっていましたが、
長男は次男に比べると言語においては能力が高いと思います。
「漢字すげーな。」
そんなときの次男。
聞いていないようで絶対に聞いていること、
私は知っています。
私も妹として、褒められる姉のこと、
ちゃんと聞いていました。
年が下なので、長男→次男ほどに悔しさは感じていないかもしれませんが、
それはきっと無意識の域。
長男が得意、うまいと褒められている分野では、
自分は秀でることはできないと意識していると思うのです。
「次男くんだって学校で習えばすぐできるよ。
長男くんが賢いってことは、次男くんも賢い。
兄弟だし。ママの子だよ?賢いに決まってんじゃん。」
と暗示をかけてみました。(笑)
鉄棒だろうが漢字だろうが、
好きだったり得意だったり、
誰にも言われないでもやることって、
大切にしたほうがいいと思うんですよ。
でも子供に限らず人というのは、
とにかく回りと自分を比較して、
身の回りの中でいかに秀でるか、というところについ意識が向いてしまいがちで、
そういう楽しめることをわざわざ捨ててしまうこともあると思うのです。
そういうのがもったいないなと思って、
つい余計かもしれない言葉をかけてしまいます。
比較するなと言われても比較してしまうけど、
それでも自分だけの領域もずっと持ち続けられると、
人生は少し豊かになったり?しない?
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。