おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
ずいぶん昔の話です。
20代前半のころ、外資系スポーツブランドの商品開発部門でアシスタントとして働いていました。
カバンや靴下など、アパレルと靴以外のアクセサリーの商品開発を担当していたチームのアシスタントでした。
アシスタントなので、私が商品を企画することはありませんでしたが、商品企画という仕事がどういうものか、近くで見ることができました。
社内にもデザイナーさんはいましたが、社内デザイナーさんだけでは間に合わないので、社外のメーカーにデザインから委託することもありました。
誰でも知っている知名度の高いブランドなので、いろんな会社から営業が来ました。
当時のチームだと、カバンの生産メーカーの会社。
カバンのデザイナーさんがデザインを持ってきて、デザインから生産まで、やらせてもらえませんか?という営業です。
私は上司とミーティングに一緒に出ていただけで何も発言しませんでしたが、
「いや、コレ、いま売れてる別のブランドのカバンの、ロゴ入れ替えただけじゃん?」
というデザインを、普通に持って営業に来ていたことに驚きました。
そして当時の、取引先のカバンメーカーに、その女性はいました。
当時35歳くらいだったFさん。カバンのデザイナーでした。
こちらのオーダーに対して、デザイン案を持ってきてくださるわけですが、
出てくる出てくる、案の数がハンパない。しかもすべて、ちゃんと筋が通っている。
「この人、ただもんじゃね~」
そう思いました。
そんなFさんと、プライベートでお近づきになりました。
最初こそFさんも、お客さんとして付き合っていたと思いますが、いまでも年に一度は会う、約20年来の友人です。
23歳ころの当時の私は、そんな彼女から、仕事に打ち込むとはどういうことか。
取引先に信用されるとはどういうことか、いろんなことを教わりました。
そしてつい今年の4月まで私が勤めていた会社で、入社した当時の上司、Kさん。
最近会っていませんが、この方にも本当にお世話になりました。そろそろ会いたいな。
海外生活の経験も多く、旦那さんも確かイギリスの方で、日本人ぽさのない、
神様のようにイノセントで、少女のようにチャーミングな人でした。
30歳ころで入社した私を、ひとつ上のレベルへ引き上げてくれました。
中堅の社会人としてのしゃべり方や、仕事の仕方、言いにくいところまで愛を持って指導してくれて、本当に感謝しています。
愛を感じたからこそ、私も素直に聞き入れ、従うことができました。
その同じチームにいた先輩のMさん。
美人さんオシャレさんで、いつもひょうひょうとしていて、ユーモアのセンスも大好きです。
いまはそのMさんに、月1回ほど時間をいただいて、仕事の刺激をもらっています。
男性であれ、女性であれ、仕事において成長、成功するためにもっとも必要なのは、
メンターだと思います。
メンター側、メンティー(Mentee: 教わる側)側、いずれかの側からの一方的な想いの場合もあると思います。
教えている側が教えているつもりでも、教わっている側はメンターだとは思っていないこともあるし、
逆も同様です。
私はこれまで、Mentee側から見て、良いメンターに恵まれてきたと思います。
この人のようになりたい。
この人のアドバイスが欲しい。
この人に導いて欲しい。
素直にそう思えるメンターに出会えると、レベルアップできます。
(まだまだ未熟も未熟ですが…)
そして久々、Fさんに会う予定です。
彼女はいまだに当時と同じ会社で、デザイナーとして海外出張に飛び回って忙しいので、ほんの1時間くらいですが。
彼女の誕生日には毎年、彼女が好きなひまわりの花束と、小さなプレゼントを贈るのですが、
前回のプレゼントはこちらも時間がなくて選べず、会う時に渡すプレゼントを買いました。
グラスや食器が好きなFさん。
Mさんの営むショップで、シンプルで素敵なカップをふたつ、買いました。
運と縁の中で生きているのだと、日々実感する今日この頃です。
喜んでくれるといいな。
|
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
応援クリックいただけると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。