おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
前職の話なんですが、ある若者がいました。
仕事が決してできないわけではないけど、
妙に自己評価の高い男性でした。
その時点で毛嫌いする人もいましたが、
同時にかわいげも持ち合わせていて、
いや~、人って多面的。
いびつなキミ、嫌いじゃないよっ。
と私は思っていました。
特に好きでもなかったけど、普通でした。
大多数の人に良い印象を持たれないと
何かと不便な営業だったので、
適材適所的にどうかしら、という面はありましたが、
嫌いではなかったです。
だがしかし、だがしかし、
1点だけおねーさんはどうしても気になりました。
それが、言葉遣い。
クライアントと電話を切った直後に、
「○ねよ、バカ・・・」
同僚とクライアントの話をする時に
クライアントのことをまた、
「あの人頭悪いんで~・・・」
そうだな、100歩譲って、
20代前半なら大目に見ます。
しかし彼は、30歳。
うぬー・・・
なんだろうな。
学生なら許されると思うんですが、
もし万が一、クライアントが聞いていたら?
ごくたまにですがクライアントが訪れることもあったし、
誰かの電話から漏れ聞こえたら?
会社ではそういうの、
してはいけない凡ミスだと思いますし、
ま、そもそも社会人にもなって
そんな言葉遣いダサイですし。
そして当然ですが、上司から注意されていました。
「怒られちゃいました。」テヘ・・・
と同僚に漏らすあたりが彼の可愛げでした。
しかし注意されても、やっぱり私が退職するまで、
その言葉遣いを直すことはありませんでした。
やっぱりあれよね、その時の上司は、
上司であってメンターではなかったんだろうなと。
私も恥ずかしながら、30歳くらいで上司に言葉遣いを注意された口です。
(私の場合は言葉遣いというより口調ですかね。)
しかしその上司、今でも大好きな女性で、
メンターでもありました。
一応会社でメンター制度が当時あり、
本来は【上司≠メンター】であるはずなんですが、
発足当初は私は上司=メンターでした。
でも元々私はその方が大好きで、
幸運なことにかわいがってもらい、
助言や注意にもね、アレがあったんですよ、アレが。
そう、愛ですよ、愛。
親と同じで、本当に私のためを思って言ってくれているのが、
わかりました。
そんなふりをしたのかもしれませんが、
それでもいいんですよ。
実際私はそれで、口調を直すことができました。
あの時あの人に、あんな風に注意されて、
本当に良かったなと。
あの時注意されて直していなかったら、
面倒な手間が増えていたかもしれません。
こんな人に会うことができなくなるなんて思ってもいなくて、
『会いに行こうかな』
と思った時に彼女に会いに行っておくべきでした。
落ち着いたら会いたい人がたくさんいます。
大人になって怒ってくれる人、
そして助言を素直に聞き入れられる相手なんて、
滅多にいませんね、本当に。
冒頭の彼も、
相性のいいメンターに出会えてたらいいのですが。
ま、そのまま年をとっても大丈夫な環境に身を置いている、
ということでもいいのかもしれませんが。
そうそうその私のメンター&上司だった方、
いちばん最初にみんなで飲みに行った時、
最初にこう言ったんです。
「私のお酒、絶対注がないでいいからね。
自分でやるから。」
ハイッ!と返事して、
以来何度も一緒に飲みに行きました。
うん、きっと彼女に会いに行きます。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。