おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
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すみません。今日は最初にお知らせをさせてください。
先日の記事で、隔週日曜日のブログ更新を止めて、『ワーキングマザー3.0』会員の方へのメルマガを
毎週火曜日に変更する、と書いたのですが、
ご意見などをいただきまして、隔週日曜日のブログ更新は、『会員限定公開(パスワード付き)』とさせていただきます。
※『ワーキングマザー3.0』会員のみなさま、限定記事のPWは、会員専用コンテンツページと同様です。
PWはすべて同じタイミングで、定期的に更新させていただきます。
ひとまずこの方法でやらせていただき、また必要に応じて調整させてください。
いつも読んでいただきありがとうございます。
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以前の会社(広告代理店)でひとり目の産休に入るとき、20代前半の同僚の女性に
私がやっていた仕事の半分程度を引き継ぐことになりました。
別チームから移ってきたばかりの彼女のことを私はよく知りませんでしたが、
明るくハキハキとした、感じの良い人でした。
引き継いでいる間に、どうも会話が噛み合わないと思ったら、
彼女は『テキストメール』と『HTMLメール』の違いを知らないことが判明しました。
私だってHTMLを書けるわけではありませんが、違うということは見ればわかるし、
営業が知っていなければならない程度の知識はありました。
そうするとまず、『HTML』がなんなのか知らない。
でもまだ20代前半だし、知らないことがたくさんあって当然だし、と普通に教えようと試みます。
ウェブサイトのソースコードを出して見せたりして、HTMLの概念を説明します。
「わかった…と思います。」
と言うので、メールを見せて、
「じゃあこれはどっちでしょう?」
と言うと、
「…HTML…?ですか?」
「…これはテキスト…だねぇ…」
最後まで、『テキストメール』と『HTMLメール』の違いを伝えることはできませんでした。
産休に入った後も、同僚やクライアント(!)から、「彼女はマズイぞ…」と連絡が来たりして。
「知らんがな」と思っていたら、彼女はそのうち会社を辞めて行ったそうです。
そんな彼女、20代前半、顔もかわいくて「モデルさんですか?」と思うくらいスタイルが良くて、
上手くはないけど堂々と英語を話し、その会社に入社したきっかけは、
社外で会ったマネージャーに
「どうしても御社で働かせてほしい」
と直談判してゴリゴリ、明るく笑顔で押して押して、そのまま入社。
その次の会社も、同様の手口(笑)で入りたい会社の入りたいポジションに入ったそうです。
若干ディスっているように聞こえるかもしれませんが、私はそんな彼女が好きでした。
一緒に仕事はしたくないけど(笑)、憎めない、とにかくポジティブな女性でした。
なんせ彼女はいつも、とても幸せそうなんです。
人の能力には限りがあるし、向き不向きもある、そんな中でいつも明るくポジティブで、そして強気でいられることってすごく強いと思いました。
どうやって育てたら彼女のような人になるのか、たまに考えるんです。
人が幸福を実感するのに必要なこと、について読みました。
それは、
自分で自分の環境を改善できる、と思うことだそうです。
実際改善できているかどうかは関係なく、自分が環境に影響を及ぼせる、と思うことが大切なんだそうです。
人も動物も、容易に学習してしまうのが【無力感】だそうです。
自分には環境を変える力なんてない。
我慢するしか仕方ない。
自分が何かするよりしないほうが良い。
そう学習してしまった人間や動物(犬)は、苦痛を与えられても苦しむだけで何も対処しなくなる、
それを立証する実験が昔いくつもありました。
(いまはこんな残酷な実験はできません。しかし皮肉にも、昔の残酷な実験がいまの私たちの知識になっているということです。)
そしてそこから回復させることは、それなりの時間と労力、回りのサポートが必要だそうです。
【無力感】を学ぶのは簡単でも、【自己効力感】を学ぶのは大変だそうです。
(※自己効力感:自分にはそれができるという期待や自信)
子供のうちは失敗ばかりです。
失敗しながら少しずつできることが増える、それ以外の道はありません。
その渦中で、彼らが【無力感】を感じないためにどうしたらいいか、いつも考えるようにしています。
「すごい、すごい」と褒めればいいってもんでもなさそうだし、
「ダメ」だと教えなければいけないことも山ほどあるし、
どんなメッセージをどうやって送れば、どんなふうに伝わるのか、
相応しい伝え方はその子にもよると思うので、相変わらず試行錯誤でしかないんですが。
たまに風の噂で聞く元同僚の女性は、相変わらずパワフルに、颯爽と笑顔で世の荒波を渡っているようです。
幸せだと実感していること、それがすべてだと思うんですよね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。