おはようございます。みゆきです。
9歳と7歳の息子ふたりを育てています。
この記事を見かけて、考えています。
記事を全文読んでみてわかったのは、
この記事を書いた人たちはどうも、
子供の医療費無償化にも、親の所得制限を設けるとか、
国が何かしらの基準を設けるべきでは?
と言っているようです。
実際、医療費の窓口負担については
最終的には自治体が決めている制度です。
窓口負担は1回数百円になっている自治体もあれば、
窓口負担ゼロ円の自治体もあります。
この記事自体はそんなに強い主張があるわけじゃないと思うし、
『子供の医療費の話なら高齢者の過剰医療こそ!』
と言いたいわけでもないのですが、
子供のことって、
結構好き勝手書かれるよな~と、改めて思ったわけです。
ちょっとここで言われるような『過剰医療』というのを具体的に考えてみます。
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子供(1歳)
なんだか鼻水が出ている。
熱もない、咳もないが、
鼻水が出ていてちょっと苦しそう。
鼻水吸い機で吸ってみるが、
鼻水はとめどない。
とはいえ元気。
保育園を休むほどでもなさそう。
保育園からの帰り道にでも小児科に寄ってみよう。
夕方病院に寄ってみると、
痰や鼻水を切れやすくする薬を処方された。
暖かくして過ごすようにと言われた。
処方箋を持って薬局へ行き、薬を受け取って帰宅。
~~~~~
こんな感じ?
違う?
もっと『過剰』?
ぶつけて痣ができたとか、
お腹が痛いって言ってたとか、
そういう過剰?
いやしかし、育ててみると日々実感するんですが、
物言わぬ生き物を育てるって、
けっこう心配です。
子供を育てたことがない方なら、
子犬や子猫を育てると想像してみたらいいかも。
いつもとは違って、
鼻水が出ていたり咳をしていたり、
妙にだるそうに見えたり、
急に嘔吐したり足を引きずったり、
「どうしたの?」
と聞いても答えてはくれず、
まして本人も生まれて間もないのでよくわからない。
大抵の場合、寝ていれば治るだろうと
同じ人間の体を持つ親としてはそう思うものの、
子供特有の病気もあり、
薬がないと治らない病気もあり、
家族にも移ったり、
というか仕事にも行かなきゃいけないし、
仕事を休むなら病状をある程度知りたいし、
我々の
『気軽に病院へ行く』
ということにも
それなりに事情があるわけです。
『保育園の帰りに病院に寄る』
これがどれほどの手間か、
やってみないとわからないと思います。
やってみればわかる。
想像以上に面倒です。
例えば窓口の医療費負担が
1回500円だったとします。
私なら、その金額にはハードルを感じませんが
支払いという手間に多少のハードルを感じます。
薬にも負担が発生するなら、
10回処方箋が出てもそのうち1回は受け取りに行かないかもしれません。
いろんないろんな事情、背景のある人がいる中で、
金額にしろ手間にしろ、
そこにハードルがあるというだけで、
病院にかかることを躊躇えば、
取り返しのつかないことになる可能性は
稀ではあるかもしれないけどあるのです。
それが『医療』じゃないですかね。
まして子供は、
大人が付き添わないと病院に行けない存在です。
親、つまり現役世代。
暇を持て余している人のほうが珍しいのではないでしょうか。
わざわざ連れていくというハードルが既にある中、
窓口負担なんて言ってる場合じゃないと、思うんです。
ちなみにですが、関係ないかもしれませんが、
我が家のような個人事業主の場合、
子供の健康保険は保険料を払っています。
窓口負担ゼロとはいえ、
我が家だと子供ひとりあたり年間5万円ほど払っています。
そして今のところ大きな病気をしていないうちの子たち、
保険料と同額の医療費は使い切れていません。
でも、保険という相互扶助の仕組みは、そういうもんです。
稀にかかる大きな負担を、みんなで少しずつ分け合う
集団ならではの合理的な助け合いです。
会社員の場合、子供などの扶養家族の保険料は無料です。
とはいえもちろん、会社負担も含めたら会社員の方の
社会保険料は高い。
その上で税金が投入されての健康保険制度です。
少子高齢社会では健康保険制度を維持するのは大変でしょうし、
日本の社会制度をどうすべきかは私にはわからないけど、
でもって『子供の過剰受診』は
真正面から否定したい。
今日はそれが言いたかった。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。