こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
以前、↓の本で読んで、ふむ~…と思っていたことです。
ときには自分以外の全員が間違っていると教えよ
うちの夫は、ブラックで有名、というかもはやブラックで当然とされている
システム開発の仕事をしています。
納品期日が決められていて(延びることも多々あるけど)、
期日とお金起点でスケジュールと人材を割り振るので、
そりゃブラックになるわけです。
納品が近くなってくると、休日出勤や深夜残業の声がかかってきます。
当時、1歳だった次男と4歳の長男、週末にふたりの幼児を
大人ひとりで見るのは重労働でした。
世のママさんはよくひとりで何人も子供を連れていますが、
すっご~く大変だと思います。
でもそれって、子供が複数いて旦那さん不在って、
仕事だから仕方ないですか?
本当に本当に、仕方ないことですか?
私はそれは、『仕方ないこと』なのではなく、
『解決しようとしていないこと』なのだと思いました。
なので、夫が何度も「休日出勤してもいい?」と聞いても
絶対に首を縦に振りませんでした。
いよいよ納期が近くなってくると、夫もそりゃ、無言の圧力を感じて、
「もうそろそろさ、みんな週末出てるからさ、出ないとまずいんだよね~」
と言ってきます。
それはもう【ズルイ】とかそういう問題ではなくて、
頭おかしいんじゃない?って感じでした。
小さい子供いて、妻も働いていて、週末も働くって、
何のために生きてんの?って。
生きること=働くこと?
結局夫は、最後の最後まで休日出勤せずに、切り抜けました。
次のプロジェクトの仕事も決まりました。
夫はフリーランスなので、サラリーマンの人とは状況は違うかもしれません。
夫には、こう言いました。
「週末出なくて済むくらいの生産性を平日に発揮せよ。
あなたは有能だからきっとできる。」
夫が週末に出勤しなかったことで、出勤した人たちにしわ寄せが行ったでしょうか。
週末に出勤した人たちも、夫と同じ集中力で平日に成果をあげていたでしょうか?
人それぞれ、ライフステージが違います。
半人前のひとり暮らしの28歳もいれば、
小さい子供がいる40歳もいれば、お金のかかる年代の子供がいる50歳もいれば、
体力が衰えてきた60歳もいます。
そんな状況の違う人たちが、みんな同じペース、
同じ終業時間で働くこと自体、
無理があるのだと思います。
日本のように、【フルタイム=週40時間以上。それ以外はパート・アルバイト】
と岩のようなガチガチの規則で働くのではなく、
好きな【%:パーセンテージ】で働くことはできないでしょうか。
回りの人全員が、間違っていること、
もしくは回りの人全員と、同調したくない時があってもいいのだということ。
そしてその中でも勇気をもって自分を貫くこと。主張すること。
若いうちは、失礼なこともするかもしれない。
でもそれでも、自分以外の全員が違うこともあるということを、
息子たちにも教えようと思っています。
(自分だけが間違っている場合もある、ということもちゃんと教えます!)
最後まで休日出勤しなかった夫を、見直しました。
それでも評価を下げられないほどに成果を上げた彼を、誇りに思いました。
白い目で見られたと思います。
でも、夫のような新しいタイプの人が少しずつでもいるだけで、
世の中はちょっとずつ、ちょっとずつ変わってくるんじゃなかろうか、と思うんです。
ひとりで3人子供連れて、児童館でやつれて居眠りしているようなお母さんが
減るといいな。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。