お金の仕組みとかを勉強したらお金が貯まったので、
この知識みんなの役に立つかも、なんて思って、
メッセージで気軽に連絡ください、としてみたら、
ポツポツとご連絡をいただいて、
その後普通に近況連絡をいただいたりするような、
友人的なご縁にも恵まれました。
でもいろんなご相談をいただいて気づいたんですが、
最初はみなさんお金のご相談なんですが、
お金の悩みって、突き詰めていくとそれはもう、
【人生の悩み】だったりして、
お金と人生は密接に絡み合っているんだな、と実感しています。
どうやってお金を貯めるか、増やすか、
なんのためにお金をどれくらい増やしたいのか、って問いは、
『どう生きたいのか』という問いとほぼ同義だったりして、
最終的には人生談義的な深い話になることが多いです。
もちろん私も、相談に乗るというよりは、
「なるほど~、ですよね~、わかる、わかる~!私もね~」
みたいな感じで、ただお話を聞き、共感したり、質問をしたり。
そして一定の割合でいらっしゃる、こういう状況の方。
「自分がどうしたいのか、いまいちよくわからないけど、
とにかく悶々とする。
いまのままの生活ではいつか限界が来るような気がする。
でもどこを目指していいのかわからない。」
そういう方には私は、その悶々とした気持ちやら、
日々思うことやらを、ブログに書くことをお勧めしています。
というのも、メールで何度も何度もやり取りをしていると、
たまにこういう反応が返ってくることがあります。
『なんか私、わかった気がします!
自分がどうしたいのか、どうすべきか、ちょっと見えました。
ありがとうございます!』
でも、私としては別に、大したことは言っていないし、
別に助言もしてなければ、ヒントも出したりしていません。
というか、そんなことは私には出来ません。
それでも、メールで自分の気持ちを文字にして、
私という特定の相手に分かるように説明をして、
その過程の中で、自分で自分の気持ちを整理して、
自分の中で気づきを得ているんですよね。
それは相手が私である必要はなくて、でも誰かしらがそこにいたほうがよくて、
不特定多数ではなくて、ある程度反応もあったりして、みたいな状況だと、
自分の書く文章から、自分の気持ちが炙り出されたりするんだと思うんです。
先日、まったく予期しないタイミングで偶然、↓の本の著者の方の講演を聞く機会に恵まれました。
本にも同じようなことが書いてありますが、
講演で彼女が言っていました。
女性脳は、経緯の羅列だけの会話を通じて、最適解を導き出すのです。オチもない、目的もない会話こそが、問題解決演算なのであり、そんな時こそ最適解が生まれるんです。
ブログも、そういうことだと思うんですよね。
なんの結論も、解決策も、提言もなくても、
ツラツラと頭の中のことを文字に起こすだけで、
自分の気持ちの輪郭や正体が見えてきたり、
自分でも気づいていなかった感情に気づいたり。
私の脳でも、このブログを書きながら同じことが起こっています。
なので私は、悶々と立ちすくんでいる同志には、
ブログを書いてみては?と勧めることにしています。
そんな同志のひとりが始めたブログがこちら。
脳という装置をうまく扱えば、
よりラクに、より幸せに生きられるのではないかと、思うんです。
そして私たちは、表現せずにはいられない生き物なのではないか、
とも思うんです。