欲しかったのは【私じゃないとできない感】

 

次男1歳半。

やっとコップをマスターしつつあります。

まだ油断はなりませんが、もうこれは、必要ないから捨てます。

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長男の時からずーっと使っていたマグマグ。

しかもお下がりなので、6年物くらいでしょうか。


「捨てまーす!」

と大声で宣言して、ゴミ箱へゴトッと入れたときの

爽快感、いや、

達成感。

 

哺乳瓶を捨てたときにも感じました。

これまでよく頑張った、と心の中で自分をねぎらっています。

つまり、【節目】を実感しているんですね。

これまで長かった、そしてこれからも長い、

【子育て】という大仕事の、【節目】。

 

我が家はもう、ふたりで絶対に打ち止めなので、

ああ、もう私は、これから二度と、母乳をあげることはないんだ。

もう二度と、哺乳瓶を使うことはない。

もうマグマグも、使うこともない。

おしゃぶりも、捨てました。

 

次に捨てるのは・・・オムツ用のゴミ箱?

ベビーカー?(メルカリ行きか?)

赤ちゃん用のオモチャ?

ハイローチェア、早く捨てたい。
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どれもこれも、思い出がいっぱいですが、

ひとつ、またひとつと捨てるときには、

また爽快感、と達成感。

 

このハイローチェアは、長男が生まれたとき

職場の同僚がプレゼントしてくれたものです。

以来、毎日毎日、毎日毎日、

ここでお昼寝したり、ご飯を食べたり。

 

長男も次男も、ふたりともこれにつかまって

つかまり立ちしました。

1歳頃までは、キッチンに置かれたこのハイローチェアに座って、

時に泣きながら、指を吸いながら、遊びながら、

私がご飯を作るのを待っていました。

 

転んで、これの脚に何度も頭をゴッチンして泣きました。

2歳になると、ひとりでこれによじ登れるようになります。

思い出いっぱいで、もうキチャナイです。

ああ、私、よくやった。
(あ、一応旦那も・・・)

 

子育てって、チョー大変。

でも、こんなにも、

【私じゃなきゃできないこと】ほかに無い。

先日、独身の同僚女性と話していたとき、

この【私じゃなきゃできない感】が伝わりませんでした。


「たとえば仕事って、極端な話、誰でもできるじゃん?
誰でも、じゃないにしても、○○チャンじゃなくてもできるじゃん?」

 

と言ったら途端に、ご機嫌を損ねてしまいました。

「そんなことない。私の仕事は、私にしかできない。
そういうプライド持って仕事してるもん。」

 

失敗・・・そういうことを言いたかったんじゃないのぉぉ・・・

 

いやぁ・・・ゴメンゴメン・・・とぎこちない感じになりました。

 

でもこの時思ったんです。

その同僚がどうこうじゃないんですが、私の話。

7年前の私、どうしても子供が欲しいと思いました。

それに目標を設定して、ある意味、

プライドをかなぐり捨てて【結婚→出産】にまい進しました。

 

それまでの自分は、少し、格好つけていた、と思います。

『結婚したい』『子供が欲しい』と大声で言うのは、恥ずかしい、とか。

『私、結婚とか~、向いてないかも~』と言ったほうが、格好いい、とか。

そして実際に子供を持ってみてやっとわかりました。

 

私が、欲しかったもの。

文句つけようがない、究極の【私じゃなきゃできない感】。

私は多分、仕事や趣味や、それ以外の人生の要素に、

【私じゃなきゃできない感】を見いだせず、

でもそれが欠かせなくて、それを埋めたくて、

子供を求めたんだと思いました。

 

あー、過去の私、よくやった。エライ。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

ひとりでできることには限りがある。

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