英語で仕事をしている私が思う『子供の英語教育』

B!

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

私は、日本の公立高校を卒業してすぐに無鉄砲な思いつきで

アメリカの大学へ留学しました。

当時、英語の成績は良かったものの英語は話せませんでした。

18歳の何も知らない娘っ子をひとりでアメリカに出した両親に

いまになって驚きと感謝を感じます。

アメリカで数ヶ月だけ英語学校へ通いすぐに大学へ入り、

四苦八苦しながらも3年くらい通いました。

そして両親から経済的な理由で帰国を打診され、

「やるだけやったし、まいっか」と卒業せずに帰国しました。

 

なので最終学歴は【高卒】です。

ですがそのときにはもう、英語が話せる状態でした。

頭の中で日本語に訳すことなく、英語を話すときは英語で考え話している状態。

そしていま、上司や客先も外国人が多く、自社の海外支社とも連絡を取るため、

仕事に日々英語を使います。

英語ができなかったら今の会社に雇われることもなかったし、

いまほどの年収を稼ぐこともできなかったと思います。

 

まさに芸が身を助けていると自覚しています。

あの時あのまま日本の大学へ進んでいたら、

今とはまったく違う人生だったな、とたまに思います。


photo by Jeff Power

 

私の姉は、アメリカ人の男性と結婚してアメリカに住み始めて15年くらい。

離婚していまはひとり、アメリカで働いています。

英語はもちろん姉のほうが流暢です。

そんな私が、息子ふたりの英語教育に関して思うこと。

 

『普通に日本で暮らしているなら、学校で習う英語で十分』

おそらく自分自身の経験からなんですが、

必要に駆られずに外国語を覚えることって、無理なんじゃね?

ということ。

 

いまどき英語くらいしゃべれないと、とは思いますが、

日本に暮らしている以上、『必要に駆られている』レベルではないと。

いやいや子供のうちならすぐに・・・という説もありますが、

その前に日本語じゃね?とも思います。

 

実際、国際結婚で生まれた、両親の言語が違う子供の場合、

どっちがどっちの言語か混乱するらしく、

言葉の発達自体が遅れる、という話を聞いたことがあります。

家で日本語、学校はすべて英語、という環境なら、

子供はすぐに覚えてしまうでしょうが、

英語教室や英語の本の読み聞かせだけで、

外国人と英語で会話ができるようになるとは、

どうしても思えないんですよね。

 

私にとってそもそも英語を話すということは、

たくさんの人とコミュニケーションがとれる、ということです。

それは、こんな会話をたくさんの人とできるということ。


「息子ちゃん、大きくなったね」

「でしょ~?早いよねー。娘ちゃん、元気?」

「元気すぎてこっちがストレスたまってさ~、

なんか最近気分が冴えないんだよね・・・」

「え?大丈夫?じゃあさ、来週あたり子供預けてランチ行かない?

昼間からワインとか飲んじゃおうよ~」

「え、超うれしい~っ!行くーっ」



『りんご』が『apple』であるということを知り、

キラキラ星の歌を英語で歌い、

英語の音に小さいときから慣れ親しむことが、

こういう会話につながって行くとはどうしても思えなくて。

 

それならだったら、たとえ旅行でも海外へ行ったり、

日本でいろんな国から来た人と触れ合って、

見た目や言語の違う人が同じ人間であるということを肌で体感したり、

いちいち照れることが無駄だということを理解したり、

間違えることを恐れない心を培ったり、

伝わることが唯一大事なことだと納得したり、

して欲しいんです。

 

なぜかって自分も含めて、

帰国子女以外で英語を身につけた人を見ると、

いちばん大事で、かつ難しいのはそこだと思うから。

文法が間違っていようが、

発音が悪かろうが、

数十個の単語さえ知っていて、

真っ直ぐに目を見て笑顔で堂々と話せば、

伝わるべきことはちゃんと伝わるし、

それであれば多分、学校の英語で十分なんじゃないかしら。

そうやってどんどん英語が上達していく人を

私は何人も見てきたんです。

うーん・・・楽観的すぎるかなぁ・・・

まだわからないけど・・・

でもやっぱりいまのところ、

英語の本の読み聞かせもやるつもりないし、

英語教室にも行かせるつもりはないし、

英語のテレビ番組を見せる気もない。

 

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