長男が丸1歳のとき、育休から仕事に復帰しました。
産休に入る前から上司は変わっていて、でも同じ部署に戻りました。
新しい上司は、日本人の男性でしたがアメリカで育った人で、中身はアメリカ人でした。
最初の3ヶ月くらいは、残業免除=時短で働いていましたが、
営業ひとり分として働いていると時短もなにも、稼ぐ売り上げは変わんないな、
と思い、交渉して基本残業無しだけどフルタイムの給料にしてもらいました。
ひとり分の仕事、フルタイムの給料、物わかりの良い上司、慣れた仕事。
なのに私の心は曇っていました。
いま思うと、同じお客さんの担当が長すぎたんでしょうかね。
飽きていたんだと思います。
広告代理店勤務の良いところ(悪い場合もある)のひとつは、
担当クライアントが変わると、転職するくらいの変化が経験できること、だったと思います。
私も最初の産休に入るまでは、いろんなお客さんの担当をして、いろーんな経験をさせてもらいました。
しかし子持ちの状態では、慣れた仕事以外には配置しにくい、ということもあったのか、
空いたポジションがなかっただけなのか。
かと言って当時の私も、急に慣れない部署へ入れられても対処できたかどうか…
そして定年まで勤められる気もしませんでした。
いずれにしてもなんだか行き詰まりを感じて、
転職活動始めました。
私の場合、広告代理店勤務から、普通の企業のマーケティング部署への転職を希望していました。
もう同じ広告代理店で働く気はしませんでした。
そして、ワーママへの理解がありそうな、外資系のみに絞りました。
転職エージェント何社かに登録し、エージェントでのインタビューを連日受けました。
転職エージェントでは、まずエージェント内での求人の中から該当のものを探し、
本人に応募の意思を確かめ、本人が同意したら企業へ応募し、
企業の書類審査に通ったら企業で面接、という流れです。
エージェントさんに、ワーキングマザーの転職ってどうですか?
と聞いたところ、
「子供がいるかどうかはそこまで関係ないのでは?
それよりも本人の能力、経歴次第ですよ。」
とのことでした。
その言葉が本当なのかウソなのかはわかりませんが、
打診だけは容赦なくガシガシ送られてきました。
同業他社含めて、連日たくさんメールが来ましたので、
YES/NO
の返答だけはたくさんしました。
そして実際に何社か希望に沿うようなポジションの書類面接には通りました。
聞いたことがあるような外資系ホテルのマーケティングとか、
外資系損保会社のマーケティングとか、とかとか。
そして次のステップは、エージェントとの面接の打ち合わせ、練習です。
…と、ここで、妊娠検査薬、陽性。
アララ…
次男を妊娠しました。
こんなに早くできるとは…という感じでした。正直。
ま、でも、できたもんはメデタイ以外の何物でもなかったですが。
エージェントに正直に話すと、そのまま活動を継続することもできますよ。
と言われました。
でもそうすると、転職してすぐに産休に入ることになります。
通常の会社だと、入社後1年経過しないと産休の給料が出ないところが多いです。
ということでそこで断念しました。
でもいま思うと、あそこで転職していたら、いまこうして独立していたか?
とも思うわけで、人生ってなんというか、不思議。
意外に転職先に居ついていたかもしれません。
あ、ちなみに、転職エージェントにはいまの年収を伝えたうえで、
それ以上の年収希望、と伝えるんですが、
どのエージェントにも、
「え?その会社でその年数でその年収は低いですよね?」
と言われました。
ガイーン…
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。