おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
5歳と3歳の息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事などについて書いています。
普段、主に共働きのご家庭のお金回りのご相談を承るファイナンシャル・プランナーとして働いています。
(あと子供服店もやってます。)
今日はまず、子供の教育費について。
教育費は、子供ひとりあたり1千万円とか、私立なら2千万円とか、
言われますよね。
でも、私はそれでは、
いまいちピンと来ない。
『たくさんかかるのね。』
という漠然とした不安だけ残して、
通り過ぎていく情報、という感があります。
(そういう感がない方はスルーしてくださいw)
実際のところ、教育費ひとりあたり1千万円は、正しいとは思います。
生まれてから、大学卒業までの保育園や幼稚園、学校や塾、全部足し上げたら、
1千万円くらいが妥当なところだと思います。(公立なら)
でもなぜか、ピンと来ない。
だって、もういま子供、5歳だし。
ということは・・・残りいくら?900万くらい???950万くらい???
でもその950万、いつ必要なわけ???
じゃあ、教育費という名目で、1千万円を目標に貯金、投資を始めたとしましょう。
でもそれが貯まりそう、貯まった!というころには
既に子供は育っていて、
必要な金額は1千万円ではなくなっているわけで。
・・・はて・・・?
私が思うにですが、
この『教育費ひとりあたり1千万円』は、一旦忘れて良いんじゃないかと。
代わりに必要なのは、やっぱり
キャッシュフロー表。ババーン!
仕事柄、私は日常的にこのキャッシュフロー表を作り、いじくり回し、
最終的に『ダイジョウブ』にする策を練る立場です。
そしてその上で、
やっぱりキャッシュフロー表は一度、出してみることをお勧めします。
少し手間はかかりますが、自分で作れます。
私も有料で作成を承っていますが(⇒こちら)、
本来自分で作ったほうが良いと思います。
作る過程は、やはりややこしさはあります。
時間はかかると思います。
でも、その作る作業を通じて、自分のお金を整理することにもなるので、
できれば。
作り方と、エクセルのフォーマットは、既に『日本FP協会』のページで公開されています。
作るときの注意点をざざっとですが。
①必ず、すべての、すべての支出を含めること。
数年に1回、たまたまあった出費。
来年あたり、もしかしたら単発で発生するかもしれない出費。
わかっているものは基本、すべてちゃんと含めること。
儲けられている項目のどこに入れたらいいかわからないものも、
項目(行)を増やしてもいいので、必ず含めること。
②収入も支出も、シビア目に。
キャッシュフロー表を作ることが目的なのではなく、
最終的に家計を『ダイジョウブ』にすることが目的です。
そのためには、楽天的に作るのではなく、むしろ悲観的に作らないといけません。
③支出にはインフレ率を含めること。
②に通ずるところですが、
収入にはインフレ率(上昇率)を踏まえず、
支出(生活費、教育費)にはインフレ率(年1%)を含めておくこと。
よ~く思い出してください。
子供のころ、350mlの缶ジュース、100円でしたよね?
それが今では、あ、そもそも缶ジュースが少なくなりましたが、120円とか?
物価はやはり上がっています。
停滞する時期があるとはいえ、やはり上がります。
インフレ率を含めず、20年後の生活費を算出すると、
おそらく足りなくなると思いますので。
④夫90歳、妻95歳くらいまで作ること。
平均寿命と、平均余命は違います。
ここで使うべきは、『余命』のほうです。
この話は長くなるのでガツッと割愛ますが、これくらいの年齢まで作っておけば安心です。
キャッシュフロー表、初めて作るとおそらくすごく億劫で手間で、時間のかかる作業ですが、
すごく意味のある事だと思います。
もしかしたら、
「80歳で…あれ?マイナス?うっそ~ん。」
という結果になるかもしれません。
収入がどうであれ、
どれだけ資産運用を活用してもそれは、
生活費を減らすことでしか、解決は難しい場合が多いです。
そうなったら覚悟を決めて、改革していくしかありません。
でもとにかく、
子供の教育
これからの生活
明るい未来
本当のところ『ダイジョウブ』なのか、
『ダイジョバナイ』のか、
キャッシュフロー表は可視化してくれる最適なツールだと思います。
ぜひ、おすすめ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。